日産がこのほどマイチェンを実施したノートオーラだが、そのフロントマスクはマイチェン前からとはガラリとイメージを変えてきている。ベースとなっているノートも2023年12月にマイチェンでフェイスリフトを行っているが、実際どーなのよ?

文:ベストカーWeb編集部/写真:日産、ベストカー編集部

■マイチェンしてフロントマスクは激変したが……

ノートオーラマイチェンモデル

 今回のノートオーラの外観デザインの変更は、まずフロントグリルに新時代のデジタルVモーションを採用したこと。これによって、日産では「日本の伝統工芸を感じさせるデザインのグリルをヘッドランプ下までワイドに広げ、クルマの存在感を引き立てるとともに、ヘッドランプ下にボディカラーと同色、またはダークメタルグレーのアクセントを施し、先進感を演出」と説明している。

 また、ウイング形状のフロントおよびリアバンパーとし、e-POWERの俊敏な走りを表現しているのだという。まあ、確かにこれでマイチェン前のモデルからかなり印象が変わったことはわかる。

マイチェン前のノートオーラ前期型モデル

 しかし、デザインは主観の問題とはいえ、ちょっと微妙な印象を個人的には思ってしまったのだ。正直、マイチェン前のノートオーラのほうがフロントマスクはシンプルですっきりとしていて、端正に思えるからだ。

 また、今回のマイチェンでアルミホイールのデザインも変更。新デザインの17 インチホイールについて、日産は「見る角度によって光と影が織りなす移ろいが美しく変化し、モダンで先進感のあるデザインを採用」というが、まるでコンセプトモデルのような奇抜さも垣間見える。

 こちらもどちらかといえば、5本スポークタイプの前期型のホイールのほうがノート上級モデルらしい雰囲気を持っているように感じるのだ。

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■ベースモデルのノートもマイチェンでマスクを変更していた

2023年12月にマイチェンを受けたノート。アクの強いデザインに?

 もともとベースとなったノートは、2023年12月にマイチェンを実施。こちらもフロントマスクを大幅に変更している。その印象はスッキリとしたラインで構成されるマイチェン前のノートに対し、マイチェン後のノートは現行セレナに通じるデザインのフロントグリルに変更されている。

ノート前期型モデル。個人的にはスッキリフェイスの前期型ノートのほうがシンプルでよかったように思うのだが……

 で、ノートの肝心の販売台数成績はフルモデルチェンジ後の2024年2月は対前年度比102.2%の5688台をマークしたものの、その2か月後の同年4月には対前年度比87.0%となる3431台にまで早くも落ちてしまっている。

 2024年6月にマイチェンされたノートオーラ。マイチェンを受ける2024年5月までに1万9531台を販売しているが、やはり対前年度比で落としてしまっているだけに今回のマイチェンモデルがユーザーに受け入れられるかどうか、その動向が気になるところだ。

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