愛車に履かせるタイヤについてちょっとだけ目を向けてもらいたいのです。
昔からCMなどでも言われるように、自動車が唯一路面と接しているパーツがタイヤ。タイヤは自動車の車重を支え、ドライバーが切ったハンドルの動きを路面に伝え、高速で走る自動車を止めるための力を路面と自動車の間で結んでくれる。そう、タイヤが踏ん張って「仕事」をしてくれなければ自動車は加速もできなければ曲がることもできないし、止まることだってできないのです。
タイヤは丸い黒いゴム。各タイヤメーカーから多種多様なタイヤが販売されているが、なかなかその違いを考える機会はないでしょう。残り溝が少なくなってきたからタイヤを交換する、という人がほとんどでしょう。ではその時、どのタイヤを選んだらいいのか? これがなかなか難しいのです。迷ってしまいますよね?
一見同じように見えても、タイヤメーカーでは使用されるクルマのカテゴリーやドライバーの目的に合わせて各種タイヤを開発しています。愛車がどんなクルマなのか? 自身のクルマの使い方はどのようなものなのか? それによってあなたにピッタリなタイヤがあります。
ちゃんとした、自分にピッタリなタイヤを選ぶと、愛車の乗り心地や運転感覚がガラリと変わります。ちょっと不安に感じていた雨の日や高速道路でのロングドライブなどで、その違いが実感できます。ちょっとだけでいいので、タイヤに目を配ってみてください。そのお助けになる、ちょっとしたアドバイスになるお話をしましょう。
文:梅木智晴(ベストカー編集委員)/写真:奥隅圭之
Playz PX-IIは疲れを軽減して安心ドライブをサポートするタイヤ
Playz PX-II (プレイズ ピーエックスツー)は、軽自動車やコンパクトカーなどの小型サイズのクルマから、ミドルサイズセダンなどの中~大型車など多くのクルマに対応するタイヤ。軽自動車などにちょうどいい155/80R13や165/65R14といったサイズからちょっとスポーティなセダンやステーションワゴンなどに対応する215/45R17や235/45R18などのサイズまで、実に45サイズを設定しています。
Playz PX-IIは「ブリヂストン タイヤオンラインストア」限定商品で店頭販売はされていないタイヤです。
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Playzの魅力をひと言でいうならば、「スッキリした乗り味で運転が楽。疲れを軽減するタイヤ。雨の日もより安心 !」ということになります。
タイヤで疲れが軽減できるってどういうこと? と、お思いでしょう。
ふらつきを抑えて乗り心地スッキリ! 疲労も軽減
この秘密が、ブリヂストンが独自に開発をした「左右非対称形状」と呼ばれるタイヤ形状。タイヤ側面の形状を車体外側と内側で異なる形状で最適化することで、例えばうねりのある路面を走る際のハンドルの取られを抑えたり、車線変更をする際の余計な車体の動きが減少します。これによって運転中無意識に繰り返しているハンドルの修正操作の頻度を減らしてくれるのです。ちょっとだけ専門的な表現をすると、「転舵時の追従性に優れ、外乱に対する収束性に優れる特性」ということになります。簡単に言えば「ふらつきを抑える」ということです。
運転免許を取得してまだ日の浅いモデルのゆづさん。クルマの運転にはまだまだ不慣れで、30分でも運転すると疲れてしまうし、雨の日はスリップしてブレーキが効かなくなりそうで怖いと言います。高速道路を走っていても、車線変更ではクルマの動きが気になるようです。
Playz PX-IIを装着したノートに乗ってみました。専門的なことはよくわかりませんけれど、ハンドルを切った時の動きが安定しているように感じます。乗り心地もよいような気もしますが、これは気のせいかもしれませんね」とゆづさん。
乗り心地がよく感じたというのは、けっして気のせいではありません。先ほど解説をした「ふらつきを抑える」効果が、乗り心地のよさとして感じられたのです。路面にはドライバーが気づかないような小さなうねりや段差があり、それがタイヤを通してクルマを動かしハンドルに伝わります。Playzの「ふらつきを抑える」性能が、こうした小さいけれど運転中に積み重なって、ドライバーに「疲れ」として影響する雑味を減らしてくれるのです。
大雨の高速道路でも確かな安心感でリラックスしてドライブ
もうひとつ、Playz PX-IIの大きな魅力として挙げられるのが濡れた路面での安心感。これまた専門的な表現をすると「ウェット路面での排水性に優れ、耐ハイドロプレーニング性能が高く、また、トレッドコンパウンドが低温下でも柔軟でコンタクトグリップにも優れる」と言ったりします。
ゲリラ豪雨のような大雨が降ると路面には雨水の層(水膜)ができます。水膜が2ミリ程度になると60~80km/hで水しぶきが上がり、“シャー”という水を跳ね上げる音が聞こえます。
このくらいになると「ハイドロプレーニング現象」の危険が発生します。高速で走るタイヤが水膜を切り裂ききれなくなって、タイヤが水膜の上に乗ってしまうのです。こうなるとハンドルは効かないし、ブレーキをかけても減速しません。
こうならないためにタイヤには水を逃がすための溝が刻まれています。Playz PX-IIの場合、タイヤを正面から見た時に周方向に深い4本の真っすぐな溝があります。これが路面の水膜を切り裂いて後方に水を弾き飛ばすのです。これが「排水性に優れ、耐ハイドロプレーニング性能が高い」という言葉の意味です。
これを確認するために茨城県城里町にある日本自動車研究所(JARI)のテストコースに行ったのです。ここにはスプリンクラーで水を撒いて雨天の道路状況を再現できるコースがあります。水深は約5ミリ。豪雨が降り続いた高速道路の路面をイメージしてください。
60㎞/hで走ると豪快に水しぶきは上がりますが、特にタイヤが浮くようなことはなく、ハンドル操作も手応えがありクルマの反応もしっかりとしています。続いて80㎞/hで同様のテストをしますが変化はなし。100km/hまで速度を上げると、やや水膜の抵抗感をハンドルを通して感じるものの、タイヤが完全に浮いてハンドルが効かなくなるようなことはありませんでした。
試しに120㎞/hでも走ってみましたが、若干ハンドルの手応えが希薄になって、水膜を切り裂ききれていない感覚が伝わります。しかし、ハンドル操作に対しやや遅れながらもクルマは反応しているので、完全にハイドロプレーニングになったわけではないようです。言うまでもありませんが、さすがにこの路面コンディションのなか120km/hで走るというのは現実的ではありません。新東名高速の制限120km/h区間でも、大雨ならば速度規制がかかります。Playz PX-IIの高い排水性が確認できました。
雨降りでのドライブでもうひとつ心配になるのがブレーキです。晴れの日と同じ感覚でブレーキをかけてもタイヤが滑って思ったほど速度が落とせなかった、ということを経験したことがあるでしょう。
排水性能とともに重要なのが、いかにタイヤのゴムがしっかりと路面に密着するか、ということです。これが専門的表現で「コンタクトグリップ」と言った部分。水で濡れて温度が低くなったタイヤ表面ゴムがしなやかに粘って路面を掴むことで安定したブレーキが可能となるのです。Playz PX-IIにはそのための素材を配合したゴムが使用されていて、濡れた路面でもしっかりとブレーキが効くことを確認しました。
Playz PX-IIはこのように、ふらつきを抑えてドライバーの疲労を軽減するとともに、雨の日のドライブでの不安感を低減し、リラックスした運転を助けてくれるタイヤなのです。タイヤの購入を検討している方は、ぜひブリヂストン タイヤオンラインストアを見てください。
リンク先:雨に強い! 梅雨のタイヤ履き替えキャンペーン リンク先:ブリヂストン タイヤオンラインストア鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。