3列シート6人乗り仕様が追加されたレクサス LM。「LMはムリとしても、3列シートミニバンってやっぱいいよな」と気になったあなたのために、国内メーカー現行3列シートミニバンをピックアップし、気になる3列目の快適性を評価していこう。
※本稿は2024年6月のものです
文:渡辺陽一郎/写真:トヨタ、日産、ホンダ、三菱、ベストカー編集部
初出:『ベストカー』2024年6月26日号
※3列目快適性は、サイズ問わずで評価した点数です
■トヨタ アルファード/ヴェルファイア
3列目はグランエースの次に快適だ。頭上と足元の空間は充分に確保され、現行型では足を前方に投げ出す着座姿勢も少し改善された。今後の課題は、小さく格納するために生じた座面のボリューム不足だ。
●3列目快適性……85点
■トヨタ ノア/ヴォクシー
3列目の足元空間をライバル車と比べると、セレナが最も広く、次はステップワゴンでノア&ヴォクシーは狭い。床と座面の間隔は適度だ。また格納時にはレバー操作で持ち上がり、外側へ押すと自動的に固定される。
●3列目快適性……55点
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■トヨタ シエンタ
国産ミニバンでは3列目が最も狭い。身長170cmの大人6名が乗車した時、2列目の膝先空間を握りコブシ1つ分まで詰めても、3列目の膝先に0.5個分の余裕しかない。薄型燃料タンクで床と座面の間隔は相応にある。
●3列目快適性……45点
■日産 セレナ
3列目の居住性は、ノア&ヴォクシーやステップワゴンよりも快適だ。このライバル2車に比べて、多人数乗車時の足元空間が最も広く、座面の長さと座り心地の柔軟性でも上まわる。3列目にも前後スライド機能が付く。
●3列目快適性……65点
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■日産 エルグランド
ボディは大柄だが、3列目は床と座面の間隔が不足して、膝が持ち上がりやすい。居住性に不満があり、格納時の荷室高も足りない。
●3列目快適性……55点
■ホンダ フリード
多人数乗車における3列目の膝先空間はシエンタよりも広い。しかし全高を1755mmに抑えたから、室内高が足りず床と座面の間隔も不足気味。3列目に座ると膝が持ち上がる。座り心地は現行型になって向上した。
●3列目快適性……50点
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■ホンダ ステップワゴン
3列目は床下に格納され、座面長が1列目よりも80mmほど短い。大腿部に違和感が生じる。座面は先代型よりも20mm厚く、座り心地は改善された。
●3列目快適性……60点
■ホンダ オデッセイ
低床設計により、3列目も床と座面の間隔を適度に確保した。足元空間は特に広くないが、座り心地がよく、長時間の乗車も快適だ。
●3列目快適性……80点
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■三菱 デリカD:5
全長が4800mm以下のミニバンでは、3列目の足元空間が最も広く、座面長にも余裕があって座り心地も柔軟だ。長距離移動にも適する。
●3列目快適性……75点
■トヨタ グランエース
プレミアムの3列目は、2列目と同じエグゼクティブパワーシートだ。サイズ、座り心地ともに国産ミニバンの3列目では最も快適だ。
●3列目快適性……100点
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