トライトンもだしランクル250もだけど、最近の本格クロカンがデカいこと。全長5mも当たり前になりつつある。ならば、北米スバルのアセントも正規導入してこの波に乗るのはどう!? というのが今回のテーマ。このアセントかなり巨大なのだが、スバルらしさ満点。しかも日本に3列モデルがないスバルにとってかなりデカい存在な気もするけど……。
文:小鮒康一/写真:ベストカーWeb編集部
■エクシーガを最後に3列なしの日本スバル……そろそろ欲しくない!?!?
クロスオーバーSUVブーム真っただ中の現在、長年四輪駆動モデルを作り続けているスバル車は安定した人気を誇っている。そんなスバル車において、唯一残念なポイントが3列シートを備えたモデルがラインナップされていないという点ではないだろうか。
過去にはオペルからのOEMを受けて販売していたトラヴィックや、エクシーガ(のちにクロスオーバー7に改名)など3列目シート車も存在していたスバルだが、選択と集中を理由に現在は姿を消している。
そうなるとどんなにスバル車が魅力的でも、6人以上でクルマに乗る機会のあるユーザーは選択肢から外れてしまうのは避けられない。ただ日本国外に目を向けてみると、スバルから3列目シート車もリリースされているのである。
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■アルファード並みの2列目!! しかも音響もいいゾ
日本国外向けにリリースされているスバルの3列目シート車とは、北米市場を中心にリリースされているクロスオーバーSUVのアセントというモデルだ。
このアセントは2017年のニューヨーク国際自動車ショーでコンセプトモデルが発表され、翌年に販売が開始されたもので、エクステリアのデザインはフォレスターにも似たスバルらしいもの。
搭載されるエンジンは日本のWRXやレヴォーグなどにも採用されている水平対向4気筒2.4L直噴ターボのFA24型で、スポーツリニアトロニックと呼ばれるCVTとの組み合わせ。
駆動方式はご多分に漏れず常時全輪駆動となり、クロスオーバーSUVらしくX-MODEやヒルディセントコントロールなども備わるほか、運転支援システムのアイサイトも搭載されている。
シートレイアウトはセカンドシートがキャプテンシートとなる7人乗り仕様と、ベンチシートとなる8人乗り仕様が存在し、大型のパノラミックムーンルーフやハーマンカードン プレミアム オーディオシステムも設定されるなど、スバルのフラッグシップSUVとしての要素も兼ね備えている点も特徴だ。
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■北米生産が最大のネック…日本なら並行輸入が最善かも
そんなアセントではあるが、一部の並行輸入業者が日本への導入をしているものの、正規での日本導入はあまり現実的ではないというのが実のところ。
というのもアセントのボディサイズは全長が約5メートル、全幅も1.93メートルと、日本で乗るには正直デカすぎるのだ。
確かに近いボディサイズのハイラックスやトライトンが人気とはなっているものの、これらはあくまで“趣味性の高いピックアップトラック”としては売れているという話で、ファミリーカーとして供される3列目シート車とは比べるまでもない。
またアセントは前述したように日本国外での販売を主にしているため、そもそも日本ではなくアメリカで生産しているため、日本への導入のハードルはかなり高いと言える。そのため、欲しい人だけが並行輸入で購入するというのが一番現実的となっているのである。
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