フォルクスワーゲンジャパンは、7月3日に新型モデルの同時発表を行い、日本市場での販売強化を目指して下期における販売活動を開始したことを発表した。
新型『Tクロス』は、日本の道路環境に適したボディサイズと高い実用性が評価されており、3年連続で輸入SUV登録台数No.1を獲得している。初めてのマイナーチェンジを経て、安全性の向上や新色の追加などが行われた。7月6日より予約注文受付をスタートし、9月下旬以降の出荷開始を予定している。
新型『ティグアン』は、従来の MQB アーキテクチャの進化版であるMQB evo を採用、ボディサイズの拡張や後席の居住性向上、積載能力の向上などが特徴だ。パワートレインにはマイルドハイブリッドシステムやプラグインハイブリッドがラインナップされている。予約注文は9月より開始し、11月以降に出荷を予定している。
新型『パサート』もティグアン同様、MQB evo アーキテクチャーを採用。一つ上のセグメントの中でも最大級の積載量を有するなど進化を遂げた。パワートレインはマイルドハイブリッドシステムやプラグインハイブリッドがラインナップされている。予約注文は9月より開始し、11月以降に出荷を予定している。
新型『ゴルフ』『ゴルフ ヴァリアント』は、1974 年の誕生から 50 年間で 3700 万台を販売したベストセラーモデルだ。今回のマイナーチェンジで、インフォテイメントシステムを刷新するとともに、内外装をブラッシュアップ。2種類の出力を持つeTSIエンジンや、先代に引き続き設定されるTDIエンジンなど多様なパワートレインを提供する。予約注文は7月より開始し、9月以降に出荷を予定している。
フォルクスワーゲンは、2020年に発売を開始したフル電動SUV『ID.4』に加え、2025年にはID.シリーズ第2弾となる「ID.Buzz」の導入を予定している。これにより、脱炭素化社会の実現に貢献する狙いだ。一方で、環境性能を高めた内燃機関搭載モデルのラインナップも引き続き強化していく方針だ。
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