高画質かつ色鮮やかで、操作が圧倒的にスムーズに行うことのできる、ケンウッドの「彩速ナビ」シリーズ。2024年モデルの「TYPE S」が登場し、大幅に進化を遂げたということで早速その性能を試してみることにした。

彩りの鮮やかさはHDパネルで段違いの美しさ!2DINモデルと大画面フローティング&インダッシュモデルをラインナップするのはケンウッドだけ

HDパネルに進化したことで精細さや色の濃淡がハッキリと見やすくなっている

今回は、2024年の彩速ナビ「TYPE S」8V型フローティングモデルを装着した三菱デリカミニ』で、新緑の眩しい高尾山へのドライブに出かけることにした。早速デリカミニに乗り込んでみると、大きくて見やすそうな彩速ナビが装着されていることにまず目が行く。最近の軽自動車は、幅広い層をターゲットにしているため、クルマ自体の質感や装備などは、よりハイレベルなものになっている。快適で心地いい空間づくりにこだわられているからこそ、それに合わせて、ナビゲーションもより高画質で高品質なものを選びたいと考えるのは当然のことかもしれない。そう思うと、彩速ナビ「TYPE S」は、そのニーズにぴったりなモデルに見える。

これまでの「TYPE S」はWVGAパネルだったが、2024年モデルからは8V、7V型ともにHDパネルになっており、従来比で約2.4倍高精細となっている。デリカミニのエンジンをオンにすると、彩速ナビにもパッと電源が入る。その彩りの鮮やかさに、思わず「綺麗!」と声にだして驚いてしまうほどだった。

視認性の高さとユーザーライクなメニュー画面が使いやすさを突き詰めている

WVGAと比べてみると、映像はもちろん地図や文字の端にいたるまで、HD化されたことで、前モデルに比べてより鮮明に表示されるようになった。最新のスマホやPCモニターを見る感覚とほぼ変わらず、むしろそれよりも色鮮やかで綺麗に見えるほどだ。フローティングモデルは、純正ナビより大きい画面サイズを選べるのはもちろん、前面に出ていることで操作がしやすいうえに、映像を見る時などにもさらなる迫力を感じることもできる。「ダッシュボードまわりをすっきりしたい」という人には、インダッシュ版も用意されているので、好みに合わせて選べることも嬉しい。

画質が上がっても操作性の高さはそのまま!スマホライクな操作性で迷わず操作できる

ひと目で分かりやすいメニュー画面とサクサク動く操作性の高さは特筆モノ

早速目的地を入力しようと画面を操作してみると、タッチする度に地図がスムーズに動くことに感激。彩速ナビでは、建物が立体的だったり、ガソリンスタンドやコンビニなど、様々な情報がパッと見て分かりやすく表示されているので、データ量は大きいはずだが、それを全く感じさせることなく、サクサク動かすことができる。さらに静電容量式タッチパネルを採用しているので、スマホと同じように、指でピンチイン・ピンチアウトして簡単に拡大縮小もできるので、直感的に動かせるところも楽だ。

HDパネルに合わせて描かれたマップは3Dでも精細な描写となっている

もちろん操作感だけでなく、ナビの検索などもとても簡単で便利だ。メニュー画面が見やすいだけでなく、先ほどの“スマホ感覚”は文字検索する時も同様で、フリック入力にも対応している。また、都内などで特に重宝するのは、「POIジャンル付帯設備検索」。クルマで移動している時に、「ちょっとコンビニに入りたいな」と思っても、実際に行ってみると「駐車場がない!」というシチュエーションに遭遇したことのある方も多いのではないだろうか。

検索ルートは5つの提案がされて、自分のスタイルに合うルートを選択出来る

しかし彩速ナビなら、コンビニのジャンル検索をした時に、駐車場のチェックボタンをタップすると、きちんと駐車場があるコンビニを探してくれるので、検索する手間も大幅に減らすこともできる。今回は、高尾山の近くにある飲食店を検索してみると、素敵なカフェ「ケルティック・ムーン」を発見。目的地を設定して、いざドライブへ出発!

高い視認性でルート案内も迷わず理解できる!進化した音声検索や分割画面で利便性も大幅アップ

ケンウッド 彩速ナビ『TYPE S』

実際に運転してみると、彩速ナビの案内の親切さには感心させられた。特に、分岐点までの距離が数字で分かるだけでなく、メーターが徐々に減っていく演出(ここです案内)も付いているので、知らない道でもパッと画面を見るだけで「あ、ここで曲がればいいんだ」とすぐに判断することができる。

また、車線もどこにいればいいかあらかじめ分かるし、複雑な交差点では、その道路のリアルな形状が分かる画像も出てくるので一目瞭然。特に「運転に自信がない」という人にとっては、彩速ナビのように信頼できるナビがあると、知らない道でも不安なく運転することができるので、よりドライブも楽しくなるはずだ。

ケンウッド 彩速ナビ『TYPE S』

最近では、姉や友人の子供も大きくなってきて、車内で動画を見たがることも増えた。そんな時にドライバー側としては「地図が表示されていないと不安…」と思うこともしばしば。新しい彩速ナビ 「TYPE S」は動画を特大AV画面で楽しむことができる。8V型なら、なんと地図を表示したままで5.7インチの大きなサイズで動画などを楽しむことができる。さらに地図が必要ない時には、フルサイズでも表示することができるという。ドライバーは、しっかりと地図を確認しながら、同乗者は大きなサイズで映像を楽しむことができるので、お互い快適に車内で過ごすことができそうだ。彩速ナビは、HDMI入力に対応しているほか、「Amazon fire TV stick」も接続できるので、自身が加入しているVODのコンテンツも簡単かつ綺麗な画質で見ることができるのも魅力的だ。

タッチパネルの操作性の高さはもちろん、音声操作での認識率も高かった

運転しているとふとした時に「コンビニに寄りたいな」と思うことも多いはず。そんな時に便利なのは、音声操作だ。これまでは、「ハイ彩速」と話しかけると音声操作が起動して、次に「近くのコンビニ」などと話すと検索ができるようになっていた。しかし、新しい彩速ナビでは、ステアリングリモコンに音声操作の起動ボタンを設定することで、それを押せば「ハイ彩速」と話しかける手順を省いて、すぐに音声操作ができるようになる。同乗者が音声操作を使うことがあるなら、もちろん「ハイ彩速」の音声トリガーをオンにすることもできるので、使い方に合わせてオン・オフを選ぶことが可能だ。

彩速ナビがあれば、どこへだって安心してドライブできる心強い相棒に

ケンウッド 彩速ナビ『TYPE S』

彩速ナビの美しい画面を楽しみつつ、便利なナビ機能に導かれているうちに、あっという間に目的地のケルティック・ムーンに到着した。ちょうど新緑の季節で、高尾山には青々とした緑が茂り、カフェの中からも外の景色が見えて穏やかな気持ちになる。

ケンウッド 彩速ナビ『TYPE S』

このお店は、カフェとアイリッシュパブのふたつを融合させたスタイルのお店で、美味しいコーヒーの他にもギネスビールやアイルランド料理も楽しむことができる。

ケンウッド 彩速ナビ『TYPE S』

今回は、高尾山の地下水で作られた「するさし豆腐」を混ぜ込んだ「おとうふパンケーキ」をいただくことに。パンケーキはふわふわに焼き上げられていて、一口食べてみると思った以上に口当たりが軽くて美味しいから、パクパクと食べ進められてしまう。パンケーキというとそれだけでお腹がいっぱいになってしまいそうなイメージがあるが、これなら食事を楽しんだ後でもペロリと食べ切れてしまいそうだ。パンケーキの後は、ハンドドリップのコーヒーでほっと一息。ゆったりとした時間を過ごすことができた。

ケンウッド 彩速ナビ『TYPE S』

彩速ナビなら、こんな風に気持ちがリフレッシュできるショートトリップも、どこか遠くへ旅行する時にも、心強い相棒になってくれそうだ。次回もまた彩速ナビを使い、友人も誘って「まだ行ったことのない場所へと出掛けてみたいな」と想像が膨らんだ。

高画質&使いやすさに磨きをかけて進化!
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《取材協力:ケルティック・ムーン》

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