フォルクスワーゲンジャパンは7月6日より、コンパクトSUV『Tクロス』改良新型の予約注文受付を、全国のフォルクスワーゲン正規販売店で開始する。7月3日に発表した。
フォルクスワーゲングループジャパン、ビジネスオペレーション本部プロダクト・マネジメント課、シニアプロダクトマネージャーの山谷浩之氏は、7月3日に開催された発表会で、「新型ティグアンは日本市場における新型車攻勢の第一弾」と位置付ける。
Tクロスは、2019年の欧州デビューから5年で全世界累計販売台数が120万台を超える人気モデルだ。「日本市場でもそのコンパクトなボディサイズやカラフルなエクステリア、安全装備が評価され、若年層や女性客を中心に人気を博している」(山谷氏)という。2020年から2022年まで3年連続で、日本市場の輸入SUVカテゴリーにおいて登録台数第1位を獲得している。ちなみに2023年は同じVWの『Tロック』に次いでの2位で、2万4400台を販売して市場シェアは約25%だった。
今回のマイナーチェンジでは、「従来モデルで高い評価を受けた特徴をさらに進化させた」(山谷氏)。エクステリアデザインは灯火類やバンパーを中心に刷新され、新色としてグレープイエロー、クリアブルーメタリック、キングズレッドメタリックを含む全8色がラインアップに加わった。ミドルグレードの「TSI Style」には、落ち着いたグレー基調のデザインパッケージ<ミストラル>がオプションで設定され、シックなイメージも選べるようになった。
インテリアでは、ダッシュパッドにソフト素材を採用し質感を向上。プレミアムサウンドシステム”beats サウンドシステム”やフロントシートヒーターの採用により、さらに快適な室内空間を実現している。
先進装備としては、Tクロス初となるLEDマトリックスヘッドライト「IQ.LIGHT」を搭載し、夜間の安全な走行をサポートする。また、全グレードに同一車線内全車速運転支援システム「Travel Assist」を標準装備している。
グレード構成は、エントリーグレードの「TSI Active」、LEDマトリックスヘッドライトやシートヒーターを標準装備した「TSI Style」、専用エクステリアと18インチアルミホイールを装着した「TSI R-Line」の3種類。
価格は「TSI Active」が329万9000円、「TSI Style」が359万9000円、「TSI R-Line」が389万5000円。出荷開始は9月下旬以降を予定している。TSI R-Lineは従来型から10万円以上の値下げとなっている。またフォルクスワーゲンジャパン自身の算定になるが、TSI Activeは15万円相当の装備追加、TSI Styleは14万円相当の装備追加となっている。
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