取材のため、BCWeb編集部員が東北道を走行中、前に見える積載車をふと見ると、見たこともないSUVが積まれていた。うん、これは新型フォレスターじゃないか! ということはスバルの工場で生産されて、日本のディーラーに配送している最中なのか? よくよく調べてみると……
文:ベストカーWeb編集部/写真:小林岳夫
■積載車に積まれた新型フォレスターを発見!
北米市場では2024年春から発売され、日本でも2024年秋に発表され、2025年春に発売予定の新型フォレスター。すでにエクステリアデザインを見たことがある方も多いのではないだろうか。
しかし、積載車に積まれた状態とはいえ、実際に日の光に当たっている新型フォレスターを実際に見ると、カッコいいと素直に思った。特に白のボディカラーはいいかも。
ヘッドライトは従来のコの字型形状ではない新デザインだが、SNSではフォード顔? シボレー顔? とも言われている……。しかし、フォレスターらしい全体的なフォルムや樹脂フェンダー形状はスバルらしいし、Cピラーの新デザインも新しさを感じる。
北米仕様のボディサイズは全長4656×全幅1829×全高1730mm、ホイールベース2670mm。先代より全長が16mm、全幅が14mm、全高が15mmと若干拡大している。
注目は、やはり従来比10%のねじり剛性アップをもたらすスバルグローバルプラットフォーム+フルインナーフレーム構造に組み合わされるパワートレーンだろう。
2024年春から北米市場で発売されている北米モデルは最高出力180psの2.5L水平対向4気筒DOHCのみで、生産については日本の矢島工場で行われている。
では積載車に積まれていたフォレスターはなんなのか? あくまでも推測に過ぎないが、群馬県矢島工場で生産された北米向けモデルで、おそらく仙台港から輸出するとみられる。写真を見ると、たしかに左ハンドル仕様だ。
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■新型フォレスターの日本正式発表は2024年秋、発売は2025年春
では日本市場ではどうなるのか? 待ってました、ついにストロングハイブリッド、2L、e-BOXERが搭載されるのだ。
スバルは2024年度3月期決算発表の場で、次世代e-BOXER用のトランスアクスルについては2024年秋から生産開始することを明らかにしており、また2025年から次世代e-BOXER車を本工場と矢島工場で生産するとしている。
北米での新型フォレスター2025年モデルは5グレードが設定されている。各グレードの価格は「ベース」が2万9695ドル(約405万円)、「プレミアム」が3万1995ドル(約485万6000円)~3万3195ドル(約503万8500円)、「スポーツ」が3万4495ドル(約523万5500円)~3万6195ドル(約549万3500円)。また、「リミテッド」が3万5995ドル(540万2800円)~3万7595ドル(570万6000円)、「ツーリング」が3万9995ドル(約607万円)。
日本では新型2L、ストロングハイブリッドを搭載することを考えると、300万円台後半~400万円台中盤になると予想。日本市場での正式発表は2024年秋、発売は2025年春というのが現時点での最新情報だ。
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