高機能な樹脂材料の世界的メーカーであるエンバリオは、名古屋で7月17日から3日間開催される「人とくるまのテクノロジー展2024 NAGOYA」に出展する(7月4日発表)。

エンバリオは、欧州のトップ化学メーカー「DSM」の樹脂部門「DSMエンジニアリングマテリアルズ」と、ドイツの特殊品化学メーカー「ランクセス」の樹脂部門「ランクセスハイパフォーマンスマテリアルズ」の合併によって、2023年4月に設立された企業だ。自動車部品の開発において、軽量化技術によるCO2の排出削減や、アップサイクル素材、バイオ由来素材の活用などに取り組んでいる。

エンバリオが名古屋での展示会に出展するのは初めて。ブースでは、EVチャージャーやハイブリッド燃料タンク、燃料電池システムなど、幅広い自動車部品を展示する予定だ。

エンバリオの製品である、廃棄された魚網をアップサイクルして製造されたポリアミド「Akulon Repurposed」は、海洋プラスチック問題を解決し、低カーボンフットプリントを実現する材料だ。また、トウゴマなど植物由来のモノマーを使用した高性能ポリアミド「EcoPaXX」も展示される。これらの製品は、環境にやさしく安全性が高いとのこと。

エンバリオは、世界で約4000人の従業員を有し、自動車およびニューモビリティ、電子および電気、消費財など幅広い分野で製品を供給している。日本では、東京、横浜、名古屋の営業、開発拠点からサービスを提供している。エンバリオジャパンは、日本人スタッフが日本の顧客に最適化された素材や部品技術の開発を支援する。世界標準の開発が可能で、日本人スタッフによるサポート体制も充実している。

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