トレンドマイクロの子会社であるVicOne三菱総合研究所は、経済産業省の委託を受け、自動車サイバーセキュリティ人材の裾野拡大を目的とした「Automotive CTF Japan」を2024年度から新たに開催する(7月5日発表)。

Automotive CTF Japanは、自動車業界におけるサイバーセキュリティの意識向上と人材育成を目的としている。CTF(Capture The Flag)は、サイバーセキュリティの専門知識や技術力を競うイベント形式であり、競技者は問題を解いて得点を競う。VicOneは自動車産業向けに幅広いサイバーセキュリティソフトウェアやサービスを提供しており、トレンドマイクロの技術を基にしている。

コンテストは7月のプレセッションと、8月から9月にかけて行われるコンテストパートとの2部構成で実施される。「Automotive CTF Japan プレセッション」は7月29日に開催される。名古屋大学の倉地亮特任准教授による講演や、トヨタ自動車株式会社の協力によるデモなどが行われる予定だ。

コンテストパートは、8月25日から9月8日までオンラインで開催される予選と、9月13日に都内で開催される決勝に分かれる。予選の上位5チームが決勝に進出する。さらにAutomotive CTF Japan決勝の上位2チームには10月に米国で開催される「Automotive CTF 2024 決勝」決勝への出場権が与えられる。

主催は経済産業省、運営主体はVicOneと三菱総合研究所であり、Block Harborがパートナーとして参加する。後援には自動車技術会、ティアフォー、トヨタ自動車が名を連ねている。

参加申込はオンラインで行われ、プレセッション、予選、決勝すべてのイベントが無料で参加可能だ。

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