2024年4月27日、西日本にある大学自動車部を対象にした合同イベント「自動車部新歓フェスタ」が、奈良県の名阪スピードランドで開催された。多くの新入部員が集うと聞き、ベストカー自動車部調査隊も現場へと取材に駆けつけた!!

※本稿は2024年6月のものです
文:奥野大志/写真:大石博久、ベストカー編集部 ほか
初出:『ベストカー』2024年7月10日号

■多くの関係者が結集した大横乗り大会!!

ゴールデンウイーク初日に行われた「自動車部新歓フェスタ」。新入生たちに「走る楽しみ」を味わってもらった

 4月に新年度を迎え、一気に活気づく大学自動車部界。そう、4月と言えば新入生が入学する、自動車部にとってある意味最大の繁忙期。

 新入生を一人でも多く勧誘するために、あの手この手で仕込みを行い、部員獲得を目指すのです。

 これまで取材した多くの自動車部が、部員獲得には“横乗り”と呼ばれる同乗体験が効果的と語っています。しかし、キャンパス内ではまずできません。

 そのため、独自にドライブイベントなどを企画し、助手席に新入生を乗せ、自動車部の魅力を伝えていますが、勧誘のハードルは決して低くないのが実情です。

 そんな大学自動車部をサポートするために行われているのが「大学自動車部フェスタ」。

 このイベントをひと言で表現すると「自動車部が一堂に会する新歓イベント」。2023年に復活し、2024年は初めて東日本と西日本の両方で開催されました。

 新入生や現役部員はもちろん、OBも参加し、盛り上げに一役買っています。

 今回取材した西日本には、関西地区を中心に15校(250人)が参加。

 ピットには自動車部の所有車両や出展企業の車両、さらにOBのクルマなどが並べられており、新入生は特設ジムカーナコースで“横乗り”しまくり。

 現役部員も乗ることができ、パドックには長い列が。先輩やOBのスーパーテクニックを堪能し「オレもワタシもこうなりたい!」と感じてくれたことでしょう。

 ちなみにパドックで話を聞いた限り、新入生の入部状況はバラバラ。しかし、中には10人以上の部員が入部しているという自動車部もあり、前向きな雰囲気を感じました。

 初夏を迎え、自動車部の活動はシーズン真っ盛り。今回のイベントで新入生がさらに入部し、クルマ三昧で濃すぎる4年間を過ごせることを切に願っています!

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