フィアットは7月11日、ジョルジオ・アルマーニと提携を結び、小型EV『500e』にフィアット創業125周年を祝う『500e Giorgio Armani』を設定すると発表した。

同車は、トリノのFIATスタイルセンターとアルマーニの緻密なデザインが融合したものだ。アルマーニはFIATチームと数か月にわたり密接に協力し、両ブランドのエッセンスを一つの車に凝縮させた。新車やファッションコレクションと同様に、素材、色、スタイルに対する細心の注意が払われている。

フィアット500e Giorgio Armani

500e Giorgio Armaniは、イタリア・トリノのミラフィオリ工場で生産され、ハッチバックモデルのみが用意される。アルマーニのエレガンスと500eの大胆な個性を兼ね備えたこの車は、ダークグリーン・ミシナライズドとセラミック・グレージュの2色から選択できる。

外装デザインは、アルマーニのスタイルに合わせてコントラストと装飾を減らし、モノクローム効果を目指している。GAのロゴを大きくデザインしたホイールは、遠くからでも目立つ存在感を放つ。内装には、クラシックな仕立て技術を思わせるシェブロンステッチや三次元パターンが施されている。

フィアット500e Giorgio Armani

技術面では、フルLEDインフィニティデザインのヘッドランプやガラスルーフ、プレミアムJBLオーディオシステム、7インチTFTディスプレイ、10.25インチタッチスクリーンナビ、DABラジオ、ワイヤレスのCarPlay/Android Autoが装備されている。

500e Giorgio Armaniは、87kWの電動モーターを搭載し、WLTP複合サイクルで最大320kmの航続を実現する。また、最新のADASとレベル2の運転支援システムも備えている。この限定車は、8年からヨーロッパ、北米、中東、アフリカ、日本、オーストラリアで販売される予定だ。

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