パワーエックスは7月17日、大規模集合住宅の共用部に超急速EV充電器を設置し、住民専用設備として運用するサービス「PowerXチャージステーションforレジデンス」を提供開始した。

本サービスは、大規模集合住宅に住むEVオーナーの利便性を確保しながら、運営管理者にも導入・運営が容易な基礎充電環境を提供する。

第一弾導入物件とし て、森ビルが運営するマンション「六本木ヒルズ レジデンス」(東京都港区)への設置を完了し、7月16日から使用を開始した。

「PowerXチャージステーションforレジデンス」は、主要都市圏に多く位置する大規模集合住宅向けに開発された基礎充電サービスだ。これらの集合住宅では、限られた敷地を有効活用する観点から、機械式駐車場が多く採用されている。

しかし、機械式駐車場にEV充電設備を設置するには、電気容量の制約や配線工事の難しさ、更には充電設備を導入できる駐車パレット数の制限など、多くの課題がある。

これに対応するため、パワーエックスは蓄電池型超急速EV充電器「Hypercharger」を活用し、レジデンス物件の共用部で超急速充電を提供するサービスを開発した。

パワーエックスは、第一弾導入物件での運用から得られた知見を基に本サービスを改善し、今後さらなる導入を進める。これにより、EVユーザーが自宅で充電できる環境を整備し、EVの利便性を向上させることを目指す。

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