韓国のハンコックタイヤは7月16日、子会社のModel Solutionと人工知能(AI)や拡張現実(XR)技術を手がけるVirnectが、スマートゴーグルの共同研究開発を行うと発表した。

両社は、半導体、ディスプレイ、バイオなど幅広い産業で使用できるゴーグル型のARデバイスを開発し、量産および市場投入を目指す。Model Solutionは必要なハードウェアの設計、開発、製造を担当し、Virnectは製品のアプリケーション開発およびユーザーインターフェース(UI)とユーザーエクスペリエンス(UX)の設計を行う。

このスマートデバイスは、両社の技術を取り入れ、コスト削減、生産性向上、消費者および大規模施設を運営するグローバル企業にとっての利便性向上が期待されている。

Model Solutionは、Virnectとの協力を通じて、グローバルなARおよびXR市場での競争力を強化し、2021年から産業用ARデバイスの開発を通じて得た技術とノウハウを活用することを目指している。

Model Solutionは、AR、ロボティクス、医療機器向けのカスタマイズソリューションを提供するハードウェアプラットフォーム企業として認知されており、ヒョンデやGoogle、Amazon、Samsung Electronics、LG Electronicsなど、世界中で1000以上のパートナーを持つ。近年の成長は、スマートフォンやノートパソコン、その他のモバイル通信機器における優れた技術によって推進されている。また、AR、ロボティクス、医療機器を中核戦略課題とし、研究開発に多くの投資を続けている。

現在、Model SolutionはMS-AR20SEというヘッドマウント型の産業用ARディスプレイ製品を開発中。韓国・錦山および米国テネシー州のハンコックタイヤの工場でフィールドテストを行っている。この製品は、今年後半に韓国での発売を目指しており、リモートサポートや安全点検などの産業現場に必要なコア機能を備えている。さらに、Model SolutionはVirnectのソフトウェアを使用してリモートサポートアプリケーションの強化を検討している。

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