価格次第じゃバカ売れ必至のスズキ 新型フロンクスだが、それ以上に内装もかなりイイ。インドから来たクルマだが、日本専用に仕上げているほどの力の入れようなのだ。WR-Vを検討中ならこれもマジで一見の価値アリっすよ!!!!
文:ベストカーWeb編集部/写真:奥隅圭之
■レクサスNX並の立体感!! 高級感マシマシのデキ
率直に言って新型フロンクスの内装はかなり高い。パッと見はスイフトに似ているように見えるが、レクサスの先代NXと同じイメージでインパネ中央(エアコン吹き出し口)周辺がかなり盛り上がる立体的なデザインなのだ。
メーカーオプションのナビは9インチで原則スイフトと同じ機能となる見込み。嬉しいのはフロントとリアそれぞれにタイプAとタイプCのUSBポートを完備する点。最大のライバルとなりそうなホンダ WR-Vは純正ナビを装着すればフロントにタイプAが2つ備わるが、リアに設定はなし。ただフロンクスはリアにエアコン吹き出し口はないが、WR-Vにはあるため一長一短というイメージとなる。
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■後席の居住性も◎!! 足もとも頭上も文句ナシ
フロンクスの後席はヘッドスペースも、レッグスペースもゆとりがあって、クーペSUVとしては本当に居住性が高い。そしてなによりこだわりの遮音材などの使用により、静粛性が高いのも嬉しいところ。シートも肉厚で価格次第ではコスパが神がかっているような雰囲気!!
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■WR-Vにはない機能も!! 全車速ACCはデカい
新型フロンクスは全車電子パーキングブレーキとなるのも大きなポイント。インド仕様はレバー式であるが、先進安全装備などを考えて日本仕様専用の設定となったのだ。
もちろん先行車を任意の車速&車間距離でアシストしてくれるアダプティブクルーズコントロール(ACC)は全車速対応となる。これまたライバルのWR-Vはレバー式かつ30km/h以下は作動しないため大きなアドバンテージとなる。
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■ブラインド操作イケるエアコンイイね!! ただ内装色は……
個人的にグッときたのがエアコンパネル。昨今のクルマはブラインドタッチが難しい静電式などが流行っているが、こちらは見なくとも操作できるタイプなのだ。原則スイフトと同じ設計で、トグルスイッチで温度と風量を調整できるのはかなりデカい。ちなみにフロントのみだが、シートヒーターだって完備するのだから文句ナシ!!
ただ一方で気になる点も。完全に好みによるが、内装色がブラック×ボルドーしかないのだ。じつはコレも日本専用仕様で、ボルドーの部分がインドはパープルとかなり攻めた仕上がりで、日本ではウケないだろうと色味を変更しているのだ。個人的にはブラック単色でイイのでは? と思うのだが。
ちなみにレヴォーグのSTIスポーツも同じ配色であったが、一部ユーザーからの意見を取り入れて後にブラック単色の仕様を追加した経緯を考えると、かなり好みが分かれそうだ。
ともあれ価格設定さえ間違わなければバカ売れとなりそうな新型フロンクス。先進機能などを考えればWR-Vよりも豪華仕様であるが、可能ならば210万円くらいで……。期待してます!!!!!!!!!!!!!
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