一部グレードで1年弱待たないとな新型フリード。それほどの人気なのだが、それに拍車をかけるかもしれない4人乗りグレードがひっそりと登場。そのなもフリードBizで、HPだってフリードとは違うページにある知る人ぞ知る仕様なのだ。お察しの通りビジネス仕様なのだが、これがかなり魅力的!!
文:小鮒康一/写真:ホンダ・ベストカーWeb編集部
■高級ミニバン市場は4人乗りが金持ちの証!! まさかのフリードにも追加とは
今では高級セダンを押しのけて、VIP用の車両として選ばれることも珍しくなくなってきたミニバン。確かにセダンよりも広い室内とゆったりとしたキャプテンシートが織りなす空間はミニバンならではのものだ。
そのため新型となったレクサスLMなどは超豪華な4人乗り仕様も用意され、日本やアジアのみならず欧州でも販売されることとなっている。
あの広い空間に4人分の座席しか設けないというのは贅の極みとも言えるものだが、実はホンダにもミニバンに4座というモデルがあるのをご存知だろうか?
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■3列目だけじゃない!! スピーカーも2つだけって割切りが衝撃
4座仕様が用意されるホンダミニバンは、ホンダのフラッグシップミニバンであるオデッセイではなく、先日登場したばかりの新型フリードなのだ。
ハイブリッドモデルのe:HEV AIRに用意されるこの4座仕様は、2列目がキャプテンシートとなったれっきとした4人乗りで、3列目シートは潔く廃されているので、文字面だけを見ればレクサスLMの4座仕様と同じような印象を受けるだろう。
ただこのグレード名は「e:HEV AIR Biz」となっており、VIP仕様ではなくビジネス仕様となるのが大きな違いとなっている。
VIPの送迎もビジネスじゃないかと言われればその通りなのだが、このe:HEV AIR Bizは3列目シートだけでなく、一部装備も簡略化して価格を下げた仕様となっている。
そのため、ナビ装着用スペシャルパッケージが用意されず、車載通信モジュールも非装着。フロントシートアームレストやシートバックポケット、シート表皮の撥水・撥油機能も備わらず、スピーカーもフロント2スピーカーとなるほか、一部の遮音材も省略されている。
またボディカラーもルナシルバーメタリックとプラチナホワイトパールの2色のみと非常に割り切った設定となっているのだ。
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■とはいえホンダセンシング全部載せ!! エアーより20万円安いなら結構アリ
ただエクステリアはビジネスグレードだからといって無塗装のドアノブやドアミラー、ボディ同色ピラーなどにはならず、15インチのホイールキャップ含めた外観は通常のe:HEV AIRと同一となり、両側パワースライドドアや電動パーキングブレーキ、フルLEDヘッドライトなどもしっかり標準装備となる。
荷室も2列シート仕様のクロスターとは異なり、ユーティリティーサイドパネルなども備わらないため、開口部いっぱいまで使うことができるのも荷物を多く載せたいユーザーにとっては好都合と言えるだろう。
それでいて価格はe:HEV AIRよりも20万円以上安い264万5500円(2WD車)なのだから、実はかなりお買い得仕様となっているのだ。
ただし、このモデルはあくまでビジネス仕様ということで、法人営業部扱いとなっているため、個人ユーザーが購入するのはなかなかハードルが高いという点が最大の難点と言えるかもしれない。そのため、どうしても欲しいという人は、中古車物件が登場するまで根気よく探し続けるしかなさそうだ。
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