ウインドウォッシャー液を使うと、フロントガラスのコーティングが落ちる。ワイパーで拭き取れない部分はシミになり、ボディが汚れる…。といったネガティブな印象を持っているケースもあるかもしれない。だが、最近の市場ニーズは高いようだ。

一般社団法人 日本オートケミカル工業会(JACA)による「2023年度日本オートケミカル工業会実態調査」によれば、JACA会員企業が取り扱う洗車関連用品の売上高は、横ばいや前年割れとなる商材がある中で「ウインドウォッシャー液」は好調。その理由は、黄砂や花粉除去ニーズだけでなく、最近の酷暑が影響しているようで、車内にいながらフロントガラスをキレイにできるところが評価され売上が伸びているという。

中でも売れ筋は、超純水を使用したウインドウォッシャー液。水道水などに含まれる不純物を除去した主成分により、跡残りせずシミを作らないところが高く評価されているものと思われる。数年前から純水洗車が人気を博しているので、自動車アフターマーケットにおいて純水はひとつのキーワードといえそうだ。

フロントガラスコーティングを行うカーディテイリングショップが、プロの目線で選んだ超純水ウォッシャー液をオプションとして用意しておけば、安心感もありニーズがあるのではないだろうか。

カメラ付きのフロントガラスが汚れているのは危険

また、近年はADAS搭載車が増加し、カメラ付きのフロントガラスが一般化しつつある。ADAS機能の正常な作動維持という意味でも、ウインドウォッシャー液の訴求は重要だろう。カーディテイリングショップに限らず、整備工場や鈑金塗装工場といった幅広い自動車アフターマーケット事業者が訴求しやすい商材といえる。超純水ウインドウォッシャー液のニーズが高まっている今、プロが選んだオプション品としての提案を検討してみてはいかがだろうか。

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