フォルクスワーゲンは8月1日、新型『トランスポーター』の写真を公開した。新型トランスポーターは、現行モデルから大幅に進化しているという。

新型トランスポーターの特徴は、まずその「Bulli」感覚だとする。運転席のドアを開けると、12インチのデジタルインストルメントクラスターと13インチのインフォテインメントディスプレイが目に入る。エンジンはキーではなく、スターターボタンで始動する。

フォルクスワーゲン・トランスポーター 新型

標準装備のマルチファンクションステアリングホイールには、明確に配置されたボタンがあり、インフォテインメントシステムの音量調整も可能だ。手動ブレーキレバーは廃止され、ダッシュパネル中央にパーキングブレーキのスイッチが設置された。ステアリングコラムセレクターレバーが新たに導入され、荷物や乗客へのアクセスがさらに容易になった。

新型トランスポーターの全長は5050mmで、現行モデルより146mm長くなった。ホイールベースも97mm延長され3100mmとなり、オプションでさらに400mm延長することも可能。全幅は2032mmで、現行モデルより128mm広くなっている。最大積載容量は、通常ホイールベースで5.8立法m、ロングホイールベースとハイルーフ仕様では9立法mに達する。

電力供給も充実しており、USB-A、USB-C、12Vソケットに加え、オプションで230Vソケットも利用可能だ。ディーゼル版では、230Vソケットが運転席フレームに配置されている。EVでは、Dピラー周辺に2つの追加ソケットが設置される。230Vシステムの総出力は最大2300ワットで、ノートパソコンから電動ノコギリまで様々な電気機器に対応する。

フォルクスワーゲン・トランスポーター 新型

新型トランスポーターは、全高が2000mm以下で、通常の立体駐車場にも対応可能だ。ホイールベースが通常のモデルでは最小回転半径5.9mで、狭い場所でも容易に操作できる。最大積載量は1.33トンで、トレーラーの牽引能力は最大2.8トンに達する。

標準装備も大幅に強化されており、LEDヘッドライト、LEDテールライト、電子パーキングブレーキ、12インチデジタルインストルメント、インフォテインメントシステム、マルチファンクションステアリングホイール、キーなしスタートシステム、レインセンサー、レーンアシスト、自動ブレーキ、ダイナミックロードサインディスプレイなどが含まれる。

パネルバンには標準で仕切りが装備され、コンビモデルには後部に3つの個別シートと6つのスピーカーを備えたオーディオシステムが搭載されている。

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