ジーリー(吉利)ホールディンググループの高級電動車ブランド「ジーカー」(Zeekr)は8月1日、30万台の新車を顧客に引き渡した、と発表した。

最初の1台から30万台目までの納車に要した期間は33か月。これはEVの新ブランドとしての最速記録を更新するものになるという。

2024年1月以降、競争が激化する中国市場においても、ジーカーは強力な逆成長を維持し続け、販売台数は増加の一途をたどっている。これにより、ジーカーは中国市場におけるラグジュアリーブランド販売ランキングでトップ10に安定して位置している。

吉利の高級電動車「ジーカー」が30万台目を納車

販売台数が新たなマイルストーンを突破する中、2024年にジーカーは次々と新車を発表している。今回納車された30万台の新車はジーカー『009』の最上位の4座モデル「光輝」。発売から3か月で年間生産計画を超える注文を受けている。

また、改良新型ジーカー009は発売から10日間で6000台以上の注文を受けるなど、急速に成長している。この成長に対応するため、ジーカーは夏季の工場設備点検期間を利用して、約3週間の生産ラインのアップグレードを実施している。これにより、新製品と注文の増加に対応し、月間3万台の納車目標を達成するための準備を進めている。

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