広汽集団(GAC)の配車サービス部門「如祺出行(On Time)」は8月5日、広東省の珠海市で自動運転の「ロボタクシー」の公道テストを開始する許可を取得した、と発表した。これは、同地域の自動運転技術の商業化に向けた重要な一歩という。
当局の自動運転車両テストに関する規定に基づき、On Timeは関連目標を達成、関係部門の承認を受けた後、正式にロボタクシーのデモ運行を開始する予定。このサービスは、安全で効率的、かつ便利な自動運転配車サービスを市民に提供することを目指している。
On Timeは2021年からロボタクシーの開発と商業化に取り組んでおり、独自の運営技術プラットフォームを構築している。2022年10月には、有人運転の配車サービスとロボタクシーの混合運営を開始し、2023年4月には広州市南沙区でのデモ運行資格を取得した。2024年1月には、深圳市の複数地域でのデモ運行と商業化サービスの許可を得ている。
現在、On Timeのロボタクシーは広州と深圳の中心部でサービスを提供しており、広汽研究院や小馬智行などもプラットフォームに接続している。2023年12月31日時点で、プラットフォームのロボタクシーは281台に達し、累計2万80時間の運行実績を持つ。
On Timeは広汽集団の配車プラットフォームとして、2021年4月に運営を開始。今回の公道テストの開始により、ロボタクシーのデモ運行がさらに進展し、地域のスマート交通と高品質な交通サービスの発展に寄与すると見込まれている。
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