カワサキモータースジャパンより、スーパースポーツ「ZX-10R」の2025年モデルが9月1日に発売される。仕様、装備の変更はないが、スタンダードとKRTエディション共に新グラフィックを採用した。
価格は240万9000円で、従来から4万4000円のアップとなる。
文/Webikeプラス編集部WSBKへのワークス参戦を終了するカワサキ、最後のファクトリーカラーを纏って登場
2004年発売のNinja ZX-10R。2021年のフルモデルチェンジで、逆スラントのカウルやオイルクーラーの追加装備で強化された装備は、「WSBK」に参戦を続けるZX-10RRファクトリーマシンからフィードバックされたもの。水冷並列4気筒998ccエンジンはラムエア加圧により213.1PS/11,400rpmを発揮し、最大トルクは11.7kgf-m/11,400rpm。足回りにはSHOWA製BFF、BFRC liteを標準装備するフォークを備え、ブレンボ製M50モノブロックキャリパーを採用している。装備面でもKQS(カワサキクイックシフター)やエレクトロニッククルーズコントロール、スマートフォン接続機能を備えるTFT液晶メーターで先鋭化した。
今回のモデルチェンジでは諸元、仕様は変わらず、今年もWSBKに参戦するKawasaki Racing Team「ZX-10RR」に倣ったグラフィックへ「Ninja ZX-10R KRT EDITION」が変更されている。イエロー&ブラックのアクセントがライムグリーンに映える仕様ながら、カワサキはWSBK参戦を2024年限りで終了することを発表しており、ワークスチームのレプリカカラーとしては最後の仕様ということになりそうだ。なお、カワサキはWSBKから完全撤退したわけではなく、来年からはbimotaとの連携により、ZX-10RRエンジンの供給は継続する。
スタンダードモデルのカラーも見直され、ブラック1色の「メタリックフラットスパークブラック×エボニー」が登場。従来までのグリーンのラインがなくなり、落ち着いた精悍なグラフィックとなっている。
発売は2024年9月1日(日)で、価格はスタンダード、KRTエディション共に240万9000円。従来から4万4000円の値上がりだ。取り扱いは全国のカワサキプラザ店のみ。
Ninja ZX-10R[2025]
発売日:2024年9月1日(日)
メーカー希望小売価格:¥2,409,000
Ninja ZX-10R KRT Edition(ライムグリーン×エボニー)【新色】
Ninja ZX-10R(メタリックフラットスパークブラック×エボニー)【新色】
Ninja ZX-10R[2025]主要諸元
・全長x全幅x全高:2,085mm×750mm×1,185mm
・ホイールベース:1,450mm
・シート高:835mm
・車重:207kg
・エンジン:水冷4ストローク並列4気筒/DOHC 4バルブ 998cc
・最高出力:149kW(203PS)/13,200rpm【ラムエア加圧時:156.8kW(213.1PS)】
・最大トルク:115N・m(11.7kgf・m)/11,400rpm
・燃料タンク容量:17.0L
・トランスミッション形式:常時噛合式6段リターン
・ブレーキ:F=ダブルディスク、R=ディスク
・タイヤサイズ:F・120/70ZR17M/C (58W)/R・190/55ZR17M/C (75W)
・価格:240万9000円
詳細はこちらのリンクよりご覧ください。
https://news.webike.net/motorcycle/390270/
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