大きすぎるSUVは運転が怖いと感じる人は少なくないだろう。最近のクルマは全周囲カメラが付いていたり、コーナーセンサーが付いていたりと安全装備が豊富になってはいるのだが、如何せん大きいクルマを運転するのに恐怖を感じるのも分かる。そんな人達にオススメしたいのがコンパクトSUVだ。
※本稿は2024年7月のものです
文：伊達軍曹／写真：トヨタ、ダイハツ、スズキ、日産、ホンダ、ベストカー編集部
初出：『ベストカー』2024年8月10日号
※ここでは「全長4500mm未満」をコンパクトSUVとしています
■コンパクトSUVはHVやターボで「走れるヤツ」になる
●走れるコンパクトSUVはこんな人に向いている
・普段の乗車人数が1〜2名
・ボディサイズは小さいほうが好都合
・大きいモノや長いモノは基本的に積まない
・「経済的」「お買い得」「低燃費」という類の言葉にめっぽう弱い
・SUVを買ったら、たまには気持ちよく走りたい
コンパクトSUVは「実用性と価格の安さが何よりも大事で、走りについてはわりとどうでもいい」と捉えられがちなカテゴリーかもしれない。だがハイブリッドシステムやターボチャージャーを採用するコンパクトSUVの一部モデルは、実用性と経済性だけでなく「走る喜び」も噛みしめることができる。
トヨタ カローラクロスのハイブリッド車は、必要十分なパワーと同時にリアサスの追従性のよさが魅力的で、トヨタ ライズおよびダイハツ ロッキーは、1Lターボエンジンを積むグレードであれば「元気のよさ」的な感覚が非常に好ましい。
そしてスズキ クロスビーの1Lターボエンジンも同様に素晴らしく、日産 キックスもe-POWERならではのパワーおよびトルクに、思わず笑顔になってしまう。このクラスの最新SUVである。
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■ホンダ WR-Vは今の時代に200万円台前半で乗れるスゴイクルマだ
ホンダ WR-Vの走りはあくまでも「普通」といったニュアンスだが、よく考えてみれば、200万台前半から250万円ほどで「クルマ（しかも新車）による移動」が可能になるというのは凄いことなのかも。
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