東京在住者や職場がある人にとっても、新富町を訪れる機会はそう多くはないだろう。高層マンションやビルが立ち並び、その合間に佇む古びた一軒家。住宅地でもありオフィス街でもあり、どこか下町らしい風情も残す町だ。今回は、そんな新富町の気になるあれこれについて、BCの姉妹メディア『おとなの週末』が調査しました!

文/菜々山いく子(本の森ちゅうおう、アパホテル)、編集部(リートゥス)
撮影/小島昇(アンペア)

■アパホテルの多さが気になる! 広報直撃で判明した意外な事実に驚き!

『アパホテル』

 新富町を歩いていると、誰しもこう思うだろう。「アパホテル、やたら多くない!?」。15分もあればぐるっと一周できる新富1丁目~2丁目の狭いエリアになんと4棟(!)。すぐ隣の八丁堀エリアも含めると6棟もある。ヘタすりゃコンビニの数より多いアパホテル。

 インバウンドのせい? かと思いきや、広報によれば訪日外国人の割合は21%で、平日はビジネスに、週末はレジャーにと日本人の利用の方が圧倒的に多いそうだ。

 ちなみにこれほど数があるにも関わらず、エリアの稼働率は衝撃の97.2%と大人気。また同じエリアの出店はスタッフの集合教育やフォロー、ホテルの施設管理がしやすいというメリットも多いのだとか。

何はともあれ、アパホテルは新富町の風景の一部になっていた。

■おしゃれな図書館が気になる! 屋上庭園にカフェも! 新富町さんぽの休憩に最適『本の森ちゅうおう』

『アンペア』

 新富町から八丁堀に向かう新大橋通り沿いに、それまで別々の場所にあった京橋図書館と郷土資料館が合体した複合施設「本の森ちゅうおう」が2022年12月に誕生した。

 入ってみると1階のエントランスホールは飲食も可能で、ランチ時は近隣のビジネスマンの憩いの場に。併設しているサンドイッチなどの軽食も楽しめるカフェ『アンペア』はテラス席もあって開放感抜群だ。

 そして一般書架に足を踏み入れてみると、ガラス張りの窓から差し込む光が心地良い空間で、蔵書数は雑誌を含め約40万冊(本誌「おとなの週末」のバックナンバーもありますぞ)。

 さらに6階に上がれば、広々とした屋上庭園や展望台まであって、都心のど真ん中とは思えぬ静かな空間で日向ぼっこも楽しめちゃう。

 好きな本を探しながら、一日のんびり過ごしたくなる施設だった。

『本の森ちゅうおう』

『本の森ちゅうおう』
[住所]東京都中央区新富1-13-14
[電話]03-3551-2151
[営業時間]9時〜21時 ※日・祝は〜17時
[休日]第3木、年末年始 ※特別整理・施設保守点検のため臨時休館あり

■手土産を買える店がないのが気になる! プチギフトに最適なイタリアの郷土菓子『リートゥス』

『リートゥス』

 新富町を歩いていて思う。手土産を買える店が少ない……と、街を巡っていたら見つけたイタリア菓子店『リートゥス』。本誌「おとなの週末」にも約3年前に掲載したここなら間違いない。

 中に入ると、焼菓子の詰め合わせを発見。プチギフト的に3点のものを選んだ(1410円、手さげ袋付き)。

 中身は、優しいレモン風味の「カネステレッリ」、サクサクの「カントゥッチ」など。いずれも素材の良さがわかる素朴な味で、どの世代にも喜ばれるだろう。ほか、好みのものを3~10点詰め合わせられるので、用途に合わせて。

『リートゥス』

『リートゥス』
[住所]東京都中央区新富2-9-6
[電話]03-6275-2797
[営業時間]11時〜18時(なくなり次第終了)
[休日]火・水

『おとなの週末』/2024年5月号より
※写真や情報は当時の内容ですので、最新の情報とは異なる可能性があります。必ず事前にご確認の上ご利用ください。

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