1994年に誕生しドレスアップ黄金期から現在に至るまで、Wedsの顔にして看板ブランドであり続けた「クレンツェ」。

 その30周年を彩る最新作「Versam 030EVO(ヴェルサム 030エボ)」がついに発売された。

文/ベストカーWeb編集部

■伝統のデザインと革新の1ピースホイール

 ヴェルサムシリーズの特徴として、近年のクレンツェモデルのなかでシンプルなデザインであることが挙げられる。

リム浅形状と相性がいい1ピースデザインはミニバンにも違和感なく納まる

 ヴェルサムシリーズの特徴として、近年のクレンツェモデルのなかでシンプルなデザインであることが挙げられる。

10本スポークの王道デザインでありながら、複数の曲線と曲面を組み合わせるクレンツェ伝統の3次元デザインを巧みに表現。シンプルながらもデザインへの強いこだわりをアピールする姿は、’00年代初頭のドレスアップ黄金期を彩った名モデルたちを彷彿とさせる。

 その上3ピースモデルと基本レイアウトを共有しながらも、1ピース形状のためにデザインの見直しも行われた。これまでのクレンツェを踏襲しながらもモダンな1ピース形状を用意することで、現代のクルマに合わせたこれからのドレスアップホイール、これからのクレンツェを提案するモデルとなっている。

■「エボ」の決意はカラーとサイズラインナップにも

 モダンな1ピース形状に加え、選択できるカラーにも30年の伝統を持つクレンツェのこれからを担う「030EVO」の名前に込めた思いが読み取れる。

 ドレスアップホイールの定番色であるシルバーポリッシュに加え、マットブラックを設定。3ピースモデルには設定のないモダンな艶消しブラックをラインナップしたことは、このモデルがクレンツェの、ひいてはwedsの未来を指し示すホイールである証左といえるだろう。

 伝統と革新のモデル、「Versam 030EVO」はワゴンRなどの軽自動車用サイズの16×5.5Jサイズからアルファード/ヴェルファイア用サイズの22×9Jサイズまで幅広く揃えており、価格はマットブラックで1本あたり4万4000円から10万8900円。ポリッシュはマットブラック比1万8700円高となっている。

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