昨今の日本の道路事情や住宅事情を考えると、クルマを購入する時は、とにかくサイズが気になりがち。というのも維持費や保管場所など、ほかにも様々な要因が関係し、よって小さくて快適なクルマのニーズが高まり、メーカーもそれに準ずる。しかしそんな中でも、日本には小さいクルマばかりというワケではない。ここでは、もはやデカすぎて笑ってしまうような規格外サイズのクルマをご紹介する。

※本稿は2024年7月のものです
文:ベストカー編集部/写真:日産、トヨタ、ベストカー編集部 ほか
初出:『ベストカー』2024年8月10日号

■最もロングなクルマ

日産 エルグランドジャンボ(2001年):5560mm 初代エルグランドをベースにオーテックが専用ワイドボディ、ハイルーフを架装。救急車のベースにもなった

●日産 エルグランドジャンボ(2001年):5560mm

 日本車で最もロングなのは2001年に初代エルグランドをオーテックがストレッチしたジャンボ。救急車のベースにもなっている。現行モデルでは三菱 トライトン、ハイラックスのピックアップトラックがランクインしている。

●マイバッハ 62(2005年):6165mm

マイバッハ 62(2005年):6165mm ベンツSクラスがベースの超ラグジュアリーサルーン

 数ある輸入車では2002年登場のマイバッハのロングホイールベースの62が圧巻の6m超え。今見てもリムジンライクなロングボディは街中でも異彩を放つ。輸入車は超高級セダンが上位を占めているのはさすが。

最もロングなクルマ(赤文字は現行モデル。以下同)

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■最もワイドなクルマ

●光岡 オロチ(2007年):2035mm

光岡 オロチ(2007年):2035mm 2007~2014年に販売された光岡のスポーツクーペ。ベースは初代NSXでワイド感、個性的なデザインで話題になった

●ハマー H2(2002年):2180mm

ハマー H2(2002年):2180mm シボレータホをベースにH1風のデザインが与えられ2002~2010年に販売。芸能人、スポーツ選手の御用達だった

 光岡オロチが日本車でメガクルーザーとともに2m超えで存在感を主張。輸入車は1~5位全部が2m超えで、山のようにデカいキャデラックエスカレードでさえ4位止まり。

最もワイドなクルマ

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■最もノッポなクルマ

●日産 キャラバン(2012年):2285mm

日産 キャラバン(2012年):2285mm 現行は2012年にデビュー。大きさを活かし便利に使える商用バンで人気が高い

●リンカーン ナビゲーター(2006年):1995mm

リンカーン ナビゲーター(2006年):1995mm 2006~2017年に販売され、プレミアムSUVの先駆的モデルだった

 1位のキャラバンはじめ3台のBOX系が輸入車を押さえて全体の1位で、気分よし。一方輸入車はSUVのドデカい猛者が上位を独占するなかヴァナゴンは唯一のBOX系。

最もノッポなクルマ

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■最も重いクルマ

●トヨタ グランエース(2019年):2770kg

トヨタ グランエース(2019年):2770kg 2019年にデビューしたトヨタの超大型ミニバン。6人乗りをラインナップ

●メルセデスマイバッハ EQS(2023年):2840kg

メルセデスマイバッハ EQS(2023年):2840kg マイバッハ初のBEVで、658psのツインモーターSUVゆえバッテリーが重い

 2トン超えの車重がここまで幅を利かせるとは驚きだが、重い=重厚感はあるが、燃費に厳しいのも事実。ブレーキも厳しいので要注意。

最も重いクルマ

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■最もホイールベースが長いクルマ

●光岡 ラセード(2000年):3425mm

光岡 ラセード(2000年):3425mm 2000年に2代目が登場。S15シルビアがベースだが、サイズもまったく違う

●ロールスロイス ファントム(2003年):3820mm

ロールスロイス ファントム(2003年):3820mm 現行モデルよりも先代モデルのほうがボディサイズはすべてにわたり大きい

 ロングホイールベースのクルマは総じて室内が超絶広いが、光岡 ラセード、マイバッハ 62、ファントムは乗り心地のよさにも大きく貢献!

最もホイールベースが長いクルマ

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■デカさで殿堂入りの日欧米の強者

トヨタ メガクルーザー(日本) 自衛隊の高機動車の民生版で、日本車としては歴代で最大級のデカさ

 軍用車の民生用モデルという共通点のあるメガクルーザーとハマー H1。それに対し、G63AMG 6×6は最初から一般向けの超性能オフローダーとして開発されたが、行きつくところは不可能を可能にする異次元のオフロード性能の追求にある。

 デカグルマの殿堂入りの3車は伊達にデカいのではなく、確固たる信念に裏打ちされた機能美がある。

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