最近の気になるニュースから注目の自動車関連記事をピックアップし、自動車評論家の片岡英明氏とともに分析し、深掘りしていくこの企画。ここでは、高級スポーツカーメーカー、ブガッティが発表した新作ハイパーカーについてお伝えする。

※本稿は2024年7月のものです
文:片岡英明、ベストカー編集部/写真:ブガッティ
初出:『ベストカー』2024年8月10日号

■ブガッティ、ニューモデル「トゥールビヨン」発表

車名はフランス語で機械式時計の機構名称。メーターも歯車が多数視認できるアナログ式。超カッコいい!

 ブガッティは2024年6月20日、新型ハイパーカーの『トゥールビヨン』を発表しました。250台限定発売とのことで、驚くべきはその価格。なんと、怒涛の6億4000万円です!

●片岡氏のコメント

 ブガッティは1909年にフランスで誕生した高級スポーツカーメーカーだ。レースでも活躍し、名車を数多く生み出している。

 第2次世界大戦後に衰退したが、1987年に商標を買い取って第2世代のブガッティが誕生した。これも1995年に倒産し、2000年からはVW傘下のブランドになったが、今はリマックグループの1ブランドだ。

 トゥールビヨンは、シロンの後継モデル。エクステリアにはヴェイロンやシロンの面影が見られるが、精悍なルックスだね。

 時計機構の名を冠したことからわかるようにインテリアもスポーツクロノグラフ的なデザインとした。気になる心臓は、8.3L、V型16気筒のプラグインハイブリッドだ。超高価だけど、一度は乗ってみたいね。

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