全国でバーチャルオフィスを展開するワンストップビジネスセンターと、キャンピングカーのシェアリングサービスを提供するCarstayは、起業家・フリーランサー向けの『リモートワーCar』を共同開発し、8月20日からカーシェアリングサービスを開始した。
リモートワーCarは、動くオフィスとホテルを兼ね備えた車両だ。2名での利用が推奨されるが、最大5名ま(大人4名、子ども1名)で乗車可能。
スライド型ソファベッドやエアコン、FFヒーター、サブバッテリー、シンクなどの基本装備に加え、リモートワーク用のデスクや可動型サブモニターも備えている。内装は、Carstayが独自開発したキャンピングカー『SAny.VAN』のデザインを採用し、空・森・海・大地などの「アースカラー」をイメージした。車内空間を広げるポップアップルーフやエアコン、大容量バッテリーなどを標準装備している。
ワンストップビジネスセンターは2010年からバーチャルオフィス事業を展開しており、新型コロナウイルス感染拡大以降、働く場所を選ばないワークスタイルが支持されている。Carstayは「バンライフ」を推進し、車を働く・遊ぶ・暮らしの拠点とする新たなライフスタイルを提案している。両社の基本理念が合致し、リモートワーCarの共同開発に至った。車両は、Carstayのキャンピングカー製造拠点「Mobi Lab.」で開発された。
リモートワーCarは、ワンストップビジネスセンター会員向けに先行提供され、年内にはCarstay会員向けにもサービスが開始される予定だ。利用料金は24時間で2万5000円(保険料・システム利用料別)から。オプションで衛星インターネット「Starlink」の追加も可能だ。予約はCarstayのウェブサイトから。
ワンストップビジネスセンターは、これまでに延べ2万社以上の事業者にバーチャルオフィスを提供しており、法人登記が可能な住所提供や会議室レンタル、郵便転送などのサービスを展開している。2019年には北海道ニセコ町とワーケーション推進のための協定を締結し、フリーランサーの自由な働き方を支援している。
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