ケーニグセグは8月19日、ハイパーカーの『ジェスコ・アタック』が米国ラグナ・セカ・レースウェイにおいて、市販車の新たなラップ記録を樹立した、と発表した。

ラグナ・セカは全長3.6km(2.2マイル)のサーキットで、複雑なコーナーと高低差で知られている。特に「コークスクリュー」と呼ばれる急な下り坂のコーナーは、精密な操作と高い性能が求められる難所だ。

開発テストドライバーのマーカス・ルンドは、この走行がラグナ・セカでの初挑戦。それにもかかわらず、ジェスコ・アタックは1分24秒86というップタイムを記録し、新たな基準を打ち立てた。

ケーニグセグ・ジェスコ・アタック

パワートレインには、5.0リットルV型8気筒ガソリンツインターボエンジンを搭載。フラットプレーンクランクシャフトや、エアダクトを新たに設計。大容量のエアインジェクション付きターボチャージャーを採用する。8500rpmという高回転域までエンジンを回し、より高効率でより多くのパワーを生み出すことを可能にしている。

最高出力は、通常のガソリン使用時が1280hp。混合燃料の「E85」使用時には、1600hpを発生する。最大トルクは153kgm/5100rpm。102kgmのトルクは、2700~6170rpmの幅広い領域で引き出される。

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