長城汽車(GWM)のWAYブランドは8月21日、新型電動SUV『藍山』を中国で発表した。価格は29万9800元(約614万円)からで、NOA(Navigation on Autopilot=目的地を設定すると指定のエリア内で自動運転をおこなう機能)搭載の6名乗りフラッグシップモデルだ。
長城汽車は、SUV市場において独自の地位を築いており、特に中国ファミリー層のニーズに応えることに注力している。新型は、強力な研究開発体制を背景に、最新の技術と高品質な製品を提供することを目指している。
長城自動車の「WAY」ブランドの新型電動SUV『藍山』新型は、Orin-Xプラットフォームを基盤とし、27個のセンサーを搭載している。これにより、広範囲で正確な認識能力を持ち、複雑な道路状況にも対応できる。また、1.64EFLOPSの計算能力を持つ長城汽車の超算センターが、モデルの訓練を支えている。
さらに、新型はCoffee OS 3を搭載し、94ミリ秒の反応速度や60フレームのリフレッシュレートを実現している。これにより、滑らかな操作体験を実現し、業界初の「スマートキャビン流暢性能」認証を取得している。
新型は、12.3インチのメーターパネルや29インチのHUD、15.6インチのセンターおよび助手席ディスプレイ、17.3インチの後部座席エンターテイメントスクリーンなど、豪華な装備を備えている。
長城自動車の「WAY」ブランドの新型電動SUV『藍山』また、新型は独立した冷暖機能を持つ冷蔵庫や、23個のスピーカーを搭載したCoffee AI Soundシステムを備えており、音響体験も充実している。
新型のパワートレインには、Hi4と呼ばれる電動4WDを搭載し、経済性、動力性、平滑性を向上させている。これにより、全ての走行シーンで安心して運転できるとしている。
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