小さなSUVといえばロッキー/ライズ。「もっと小さいクルマがいいな~」。ならば、スズキクロスビーですよ。2017年の登場時は「小さなハスラー」とも言われたけど(汗)、5ナンバーサイズ枠を「ギリギリまで使わない」SUVとして今や唯一無二の存在! そのクロスビーのボディカラー全13色が、2024年10月にラインナップ変更! これって意外と……凄いことじゃないの!!

文:ベストカーWeb編集部/写真:スズキ

■全幅をギリギリまで使わない全幅1670mm。「あぁ、もったいない」

10月からの設定色。スピーディーブルーメタリック ミネラルグレー2トーンルーフ。シャキッと青。いいですね~

 冒頭で、クロスビーは5ナンバーサイズ枠をギリギリまで使わないSUVと紹介したけど、人気のロッキー/ライズも含め、まずはボディサイズを紹介しよう。

 ロッキー/ライズは、全長3995×全幅1695×全高1620mm。それに対して、クロスビーは全長3760×全幅1670×全高1705mmと、ロッキー/ライズよりひと回り小さいモデル。

 そのなかでも全幅は、ロッキー/ライズより25mmも短い1670mm。日頃から「もったいない精神」を貫く、小市民である筆者は思うのですよ、「全幅をほぼギリギリの1695mmにせず、もったいない」と。

全長3760×全幅1670mmのわりには室内は広めに仕上がっている。クロスビー、優秀だ!

 なぜ、全幅を1695mmにしてクルマの設計をしなかったのか? と、スズキ広報部へ取材してみたら……。

 「スズキのお客様は地方部の方も多く、農道や住宅裏の狭い道で対向車とすれ違う時、車幅は狭いほうが有難い……と。そういう声を反映している部分もありますね」との返答。

 なるほど~。スズキイグニスなき今、現行国産登録車のなかで、今や「一番車幅が狭いSUV」なのですよ、クロスビーは!!

■全13色のボディカラーがラインナップ変更。思い切ったことやりますね、スズキさん!!

10月からの設定色。バーニングレッドパールメタリック ミネラルグレー2トーンルーフ。情熱の赤もお似合いじゃ

 全幅1670mmと小さいうえに丸目ヘッドライトが特色のクロスビー。「どこかポップな感じのクルマなんだよね!」という印象を、見る者に与えているのがボディカラーといえる!!

 特にボディとルーフの色が異なる2トーンカラーは、絶妙な組み合わせが多数あり、この「2トーンカラーこそ、クロスビー最大の魅力」と断言していいほど!! おまけに3トーン仕様まであるッ!!

こちらが3トーン仕様車。スーパーブラックパール 3トーンコーディネート。上から白、黒、赤の3トーンなんです

 そのクロスビーの全13色のボディカラーが、2024年10月から同じく全13色にラインナップ変更。凄い……というか、思い切ったことをやりますね、スズキさん!!

 百聞は一見に如かず。ラインナップ変更される全13色は、この記事にある画像や画像ギャラリーで見ていただきたいが、「では、クロスビーの現状の人気ボディカラーは何なの?」かも知りたくなりますよね!?

■色自慢のクロスビー。どんな色が人気なの? そのTOP3を紹介!!

 ……ということで、現状の「クロスビー 売れ筋ボディカラーTOP3」をご紹介しましょう!(2023年度の統計データ)

■TOP1:キャラバンアイボリーパールメタリックとホワイトの2トーン(※写真は一部仕様変更前のモデル)

■TOP2:タフカーキパールメタリックとホワイトの2トーン

■TOP3:ピュアホワイトパール(1トーン。※写真は一部仕様変更前のモデル)

 なるほどね~。筆者、個人的にTOP1の色はだ~い好き! また、ピュアホワイトパールがTOP3にランクイン。日本人は白が好きとはいえ、やや意外かもね……!

 そうそう。クロスビーのパワートレーンは1Lターボ+マイルドハイブリッドで、WLTCモード燃費は18.2km/L(2WD)と、なかなかいい感じ。

意外と知られていないが、クロスビーはインパネシフトを採用。足元が広くなり、助手席側からの乗り降りもスムーズ!

 また、現行登録車のSUVモデルでは唯一のインパネシフト(上に画像あり)という部分も大きな特徴。助手席側からスイスイ乗り降りできて、何かと便利なんですよ、インパネシフトは!

 2トーンルーフ仕様車と3トーンコーディネート仕様車にはそれぞれ5万5000円が必要など、オプション価格のカラーもあるけど、色(ボディカラー)で楽しめるのがクロスビー!! そう思うのです!

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。