ボルボは9月3日、次世代の大型電動トラック『FH エレクトリック』新型が、1回の充電で最大600km走行できると発表した。

この新型トラックは、長距離運送におけるゼロエミッションを実現するための重要なブレークスルーとなるという。

世界中で大型トラックの電動化が進行しており、長距離運送も現実のものとなりつつある。ボルボは2025年、1回の充電で最大600km走行可能な新型FH エレクトリックを発売する予定。これにより、運送会社は地域間や長距離ルートで電動トラックを運用し、1日の業務を充電なしで遂行できるようになる。この新型FH エレクトリックは2025年後半に販売開始予定だ。

ボルボ FHエレクトリック 新型

この600kmの航続を実現するために、ボルボは新しい駆動技術「e-アクスル」を採用している。これにより、車両内に大容量のバッテリーを搭載するスペースが確保される。また、より効率的なバッテリー、改良されたバッテリーマネジメントシステム、および全体的なパワートレインの効率向上も航続の延長に寄与している。

ボルボ・トラックスは中型および大型電動トラックの分野で世界的なリーダーであり、8つのバッテリー電動モデルをラインナップしている。この広範な製品群により、都市および地域の配送、建設、廃棄物管理、そして今後は長距離運送の電動化が可能となる。ボルボはこれまでに世界46カ国で3800台以上の電動トラックを顧客に納入している。

ボルボ・トラックスは、2040年までにネットゼロエミッションを達成するために、バッテリー電動、燃料電池電動、および再生可能燃料を使用する内燃機関の3つの技術戦略を採用している。この3つの技術戦略により、化石燃料に依存しない輸送への移行を推進している。

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