最近の気になるニュースから注目の自動車関連記事をピックアップし、自動車評論家の片岡英明氏とともに分析し、深掘りしていくこの企画。ここでは、ホンダとソフトバンクが開発した事故リスクを予測する技術についてお伝えする。
※本稿は2024年7月のものです
文:片岡英明、ベストカー編集部/写真:ホンダ
初出:『ベストカー』2024年8月26日号
■以前からソフトバンクと仲良しのホンダ
携帯キャリアのソフトバンクとホンダは、コネクテッド技術を搭載したクルマとバイクを用いて、事故発生リスクを予測、警告する技術を開発したと発表しました。これから市販車にも普及していくといいですね。
●片岡氏のコメント
ホンダとソフトバンクはかなり前からコネクテッドカーの技術を共同開発するなど、仲がいいんだ。両社は、コネクテッドカーと第5世代の移動通信システム(セルラーV2X)、デジタルツインを活用して、数秒先の事故を予測してクルマにリスクを通知する実証実験を積極的に行っている。
この実験が2024年6月に終わった。実験結果は、リスクの高い行動を起こす前にコネクテッドカーに対して適切な情報通知を行い、事故を回避することに成功したそうだ。
通信技術を活用して、人やクルマ、そして道路などの交通インフラがリアルタイムに情報をやり取りして事故を未然に防ぐための技術、早く実用化してほしいね。これから先の発展と進化に期待が膨らむよ。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。