ルノーは、10月にフランスで開催されるパリモーターショー2024において、1971年に登場したスポーツクーペ「ルノー17」を、現代の技術とデザインで再解釈した『R17 electric restomod x Ora Ito』を初公開すると発表した。
このプロジェクトは、フランスの著名なデザイナー、オラ・イトとのコラボレーションによるものだ。
ルノーは2021年から、ブランドの歴史的なモデルを現代的な視点で再創造するプロジェクトを展開している。今回のプロジェクトは、ルノー17の美学と技術を現代に蘇らせるものであり、オラ・イトの革新的なデザインが融合している。
オリジナルのルノー17 TSルノー17は1971年に発売され、1970年代の理想主義的なデザインを象徴するスポーツクーペだった。前輪駆動、縦置きエンジン、燃料噴射システムなどの高技術を備え、1971年から1979年までに9万2000台以上が生産された。
オラ・イトは1970年代生まれのデザイナーで、シンプレクシティ(シンプルさと複雑さの融合)を信条とする。彼のデザインはポップカルチャーの現象となり、数々の賞を受賞している。今回のR17 electric restomod x Ora Itoは、彼とルノーの初の共同プロジェクトだ。
ルノーR17 electric restomod x Ora Itoこのレストモッドは、ルノー17のクラシックな魅力を保ちつつ、現代の技術と素材を取り入れている。ボディは17cm広くなり、カーボンファイバー製のシャシーにより重量は1.4トンに抑えられている。電動270hpのパワートレインを搭載し、ヘッドランプは四角いモジュール、リアライトは一本のストリップ状になっている。
内装もオリジナルの快適さを維持しつつ、ダッシュボードやセンターコンソールに変更が加えられている。シートは「ペタル」構造を基に新しい布地で再設計され、センタースクリーンと4つの小さな幾何学的スクリーンが配置されている。
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