ルーシッド・グループは9月10日、米国アリゾナ州で開催された「テクノロジー&マニュファクチャリングデー」において、新型電動SUVのルーシッド『グラビティ』の生産を、年内に開始すると発表した。グラビティは、同社のコンパクトなパワートレイン技術を搭載し、最大7人の乗員とその荷物を収容できるインテリアを持つ。
電動ドライブユニットは、優れたパワー密度と高いピークパワーを実現し、競合他社に比べてコストパフォーマンスが高いとしている。小型化された設計により、車内空間が広がり、効率も向上。これにより、少ないエネルギーで長距離を走行できる。グラビティは2025年、NACS充電コネクタを装備し、1万5000以上のテスラ「スーパーチャージャー」へのアクセスが可能になる予定だ。
ルーシッドは、シリコンバレーに拠点を置く技術企業で、世界で最も先進的なEVの開発に注力している。旗艦車両の『エア』は、米国ベース価格6万9900ドル(約997万円)から販売されている。
アリゾナ州の工場でグラビティの生産準備を進めているルーシッド。目標は、人類の持続可能な交通とエネルギーへの移行を加速することだ。ルーシッドは、2024年8月31日までに2023年の納車台数を超えたことを明らかにした。これは、同社の技術と製品が市場で高く評価されている証拠、としている。
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