BMWグループは9月13日、デザイン部門を全面的に再編すると発表した。アドリアン・ファン・ホーイドンクの指導の下、新しいクロスブランドデザインチームが2024年10月1日に発足する。この再編は、電動化、デジタル化、循環型経済を掲げる「NEUE KLASSE」(ノイエ・クラッセ)の理念に基づいて行われる。

新組織は、業界のベンチマークとしての地位を維持しつつ、未来志向の車両デザインに対応することを目指す。全ブランドにわたるカラーとマテリアルデザインが統合され、BMWブランドチームは二つのスタジオに分かれる。また、「アドバンストデザイン」の強化も図られる。

新たにBMWグループデザインチームに加わるのは、マキシミリアン・ミッソーニで、上級中型および高級クラスのBMWモデルとBMWアルピナのデザインを担当する。ミッソーニは、フォルクスワーゲンやボルボカーズでの管理職を経て、最近ではポールスターのデザイン責任者を務めていた。

BMW ビジョン・ノイエ・クラッセ Xと ビジョン・ノイエ・クラッセ

オリバー・ハイルマーは、今後コンパクトおよび中型BMWモデルとBMW Mのデザインを担当する。クラウディア・ブラウンは、BMW、MINI、ロールスロイス・モーターカーズのカラーとマテリアルデザインを統括する新設部門の責任者となる。彼女は2024年4月からBMWブランドのカラーとマテリアルを管理しており、ポルシェ、ダイムラー、ボルボカーズでの経験を持つ。

ドマゴイ・ドゥケックは、BMWデザインスタジオの責任者からロールスロイスのデザインの責任者に就任し、ビスポークおよびコーチビルドも担当する。

また、アンダース・ウォーミングは、ロールスロイスのデザイン責任者から、アドバンストデザイン全般とBMWグループデザインワークスの子会社を監督する役割に移る。

ホルガー・ハンプフは、BMWグループデザインワークスの責任者からMINIブランドのデザインを担当する。クリスチャン・バウアーは、全ブランドにわたるデジタル顧客体験を新たな時代に導く役割を続ける。

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