スバルファンが首をながーくして待っている新型フォレスターの日本発売がいよいよ秒読み態勢となった。今回で6代目となるフォレスターは、先代から飛躍的な進化を遂げて姿を現すぞ!
文:ベストカーWeb編集部/写真:スバル、ベストカーWeb編集部
■実はフロントマスクは現行と変わってない?
アメリカで一足先に発表された6代目フォレスター。スバルらしからぬ見た目に日本のファンも驚いたが、まもなくその姿が日本でも拝めるようになる。
そのエクステリアだが、ボディサイズに関しては、5代目に対して十数mmの拡大に留まっており、むやみなサイズアップに走らなかった点は立派。ホイールベースも2670mmで伝統の数値を誇示している。現行モデルで評判のいい下端ラインが低い大きな窓も健在だ。
ちなみにフロントマスクがガラッと変わったように見えるが、「上辺が長く、その下に主眼がある」ヘッドライトの配置は現行5代目と同じ。6代目はその主眼の「目がしら」部分が黒く塗られてグリルと一体化したことが、変化を生んでいるのだ。
いっぽう中身は明確に進化した。2巡目に入ったスバルグローバルプラットフォームはフルインナーフレーム化され、構造用接着剤の追加使用(約7.86mが約26.55mに)とあいまってねじり剛性が約10%高まった。足回りのリファインによって乗り心地も高まっているようだ。
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■ストロングハイブリッドは2.5Lが有力
エンジンだが、今のところ確定情報はないものの、まずは北米仕様と同じ2.5L自然吸気の純ガソリンユニットがそのまま入ってくる可能性が高い。
そしてその後に控えているのが、トヨタハイブリッドシステムを合体させた待望の水平対向ストロングハイブリッドモデルだ。こちらはすでに2024年5月に開催されたマルチパスウェイワークショップで試作ユニットが公開されているが、その排気量に関するアナウンスはなかった。
こちらも現時点で確定情報はなく、1.8Lか2Lという説もあるが、アメリカでの使い勝手を考えると、上記2.5LユニットをHEV化してくるという見方が有力だ。
いずれにしろ、すでに埼玉の北本工場で、THSモーターとトランスミッションを一体化したトランスアクスルの量産が立ち上がっているはず。水平対向のイメージを覆す画期的な高効率に期待したい。
■価格は400万円前後からスタートか?
装備面だが、もちろん大きくアップデートされてくる。センターインフォメーションディスプレイは、待望の11.6インチに拡大。アイサイトも広視野ステレオカメラと超広角単眼カメラの3眼式へと進化する。
いっぽうアメリカの仕様をチェックすると、高度な運転支援を実現するアイサイトXに関する記述はない。こちらは当初の2.5L純ガソリン仕様については非対応だが、追って登場するストロングハイブリッド版には設定されるのではなかろうか。
最後に価格だ。2024年9月にクロストレックがB型に進化したが、その際に全グレードで価格が引き上げられた。フォレスターに関してもこの傾向は避けられそうもない。現行の1.8Lターボや2Lのe-BOXERモデルが担ってきた300万円台前半のモデルは姿を消す可能性が高い。
アメリカの価格を見てみると、新型フォレスターはもっとも安い「BASE」で2万9695ドル(約430万円)、最上位の「Touring」で3万9995ドル(約580万円)。輸出コストを差し引いたとしても、日本では400万円前後からのスタートとなりそうだ。
気になる発表時期だが、10月には日本発売のアナウンスがあるはず。なんとか300万円台のモデルの存続を願いたい!
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