2021年の第1弾スクープ以来、ベストカーが長くお伝えしてきたレクサス LFA IIの最新&重要情報が入ってきた。しばらく情報が途絶えていたLFA IIだが、とある決定的な動きがあり、開発は大詰めを迎えていることが判明した!!

※本稿は2024年8月のものです
文、予想CG:ベストカー編集部/写真:APOLLO、レクサス ほか
初出:『ベストカー』2024年9月26日号

■スパ・フランコルシャンに現れた謎のGT3マシン

F1も開催されるベルギーの有名サーキット、スパ・フランコルシャンでテスト中のトヨタの新型GT3マシン。このマシンのベース車がレクサス LFAIIとなる(PHOTO/APOLLO)

 ベストカーがレクサス LFA IIの存在を初めて報じたのは2021年11月。当初から2025年のデビューを目指していると伝えていたが、あれから3年近く経っても動きがないと「ベストカーの情報は本当か?」という懐疑的な声がSNS界隈で出てきてしまう。

 興味を持ってもらえるだけでありがたいのだが、情報が途絶えるとこちらも不安になるのは事実。もしかして開発が止まったのか? という疑念が湧いてくる。

 そういう例は少なくないし、特にLFA IIは時代に逆らうかのようなスーパースポーツだけにありうる話。心配していたが決定的な情報が入ってきた。ベルギーのスパ・フランコルシャンでトヨタが新型GT3マシンをテストしているというのだ(上写真。FSWで目撃したという話もある)。

 GT3マシンはレース専用車だが、ベースとなる市販車が必要なカテゴリーで、そのベースになるのがLFA II。開発は続いていたどころか、最終盤に差し掛かっているというわけだ。

 このGT3マシンはV8エンジンを搭載しているという情報で、LFA IIのエンジンと合致する。LFA IIは新開発のV8、4Lツインターボのハイブリッドだが、GT3はハイブリッドが禁止されているので純ガソリンターボになる。

LFAの後継車ということで便宜上「LFA II」と呼んでいるが、市販時の車名は不明。GRブランドで、限定車ではなくカタログモデルとして登場する(ベストカー編集部作成の予想CG)

 LFA IIのV8ツインターボエンジンは700〜720psで、モーターパワーを合わせたシステム出力は900psクラスになるという情報だ。

 2010年12月に、世界500台限定で登場したレクサス LFAはカーボンシャシーを採用していたが、LFA IIはアルミシャシー+カーボンボディで、カタログモデルとして販売するというから驚く。フロントミドシップ、リアトランスアクスルの2シーターFRレイアウトはLFAを継承する。

 14年前に登場したLFAが3750万円だったことを考えると、LFA IIは5000万円クラスになっても不思議はないくらいだが、なんと価格は2000万円前後を目標にしているという。

 いつでも買えるカタログモデルにすることを含め、投資目的ではなく純粋にスポーツカーが好きな人に乗ってもらいたいというトヨタの思いを感じる。2025年夏には生産を開始し、秋に正式デビューとなる。

●レクサス LFA II(仮称)予想スペック
・全長4600×全幅1950×全高1200mm、ホイールベース2700mm
・V8、4L、DOHCツインターボ(720ps/70.0kgm)
 +マルチステージハイブリッド(システム出力900ps)
・駆動方式:FR
・登場時期:2025年秋
・予想価格:2000万円

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