2024年問題などもあり、声高に叫ばれている自動運転。実現したら人手不足の解決の一翼を担えるし、我々からしても日々の運転の疲れがぐっと減る素晴らしい技術だ。そんな自動運転だが、日本政府はこの度、自動運転レベル4の審査手続きを大幅に短縮した。

※本稿は2024年8月のものです
文:片岡英明、ベストカー編集部/写真:日産、ベストカー編集部
初出:『ベストカー』2024年9月10日号

■自動運転サービス開始手続きをより簡略化

ドライバー高齢化などで、人材確保が急務となるタクシー業界の救世主となれるか?

 日本でも解禁されている自動運転レベル4ですが、自動運転サービスを始める際に必要な手続きをより簡略化させる方針を固めました。現状1年近く掛かるこの手続き、どこまで短縮されるのでしょうか?

●片岡氏のコメント

 自動運転なんて夢物語だと思っていた。が、人手不足に悩まされているバスやタクシー業界にとっては救世主になるのだ。

 自動運転レベル4というのは、特定条件下における完全自動運転のこと。バスなどの自動運転サービスがこれに当てはまる。が、これまでは申請後の審査や手続きに1年近くかかっていたから敬遠する企業も多かった。

 そこで政府は、審査の手続き期間を原則2カ月と、これまでの5分の1以下に短縮することにしたのである。また、申請書類の記載方法がわかりづらかった。これも改善するなど、一部規制を見直している。普及に弾みがつくといいよね。

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