トヨタが北京モーターショーに2台のEV、bZ3CとbZ3Xを公開したことはお伝えしたのだが、会場にもう1台のbZシリーズとなるコンセプトモデルがしれっと置いてあったのだ。よく見てみるとこれ、かなりカッコいいじゃないか!

文、写真/ベストカーWeb編集部・渡邊龍生

■大型セダンEVの未来形?

2023年の広州モーターショーで初公開されていたbZ SatisfiedSpace Concept。全長は約5000mmでインパクトのあるスタイリング

 北京モーターショー会場のトヨタブースで華やかにデビューしたbZシリーズ最新モデルの2台、bZ3CとbZ3X。そのちょっと横にそのモデルは展示されていた。

 このコンセプトモデルはEVのセダンで、その名は「bZ SatisfiedSpace Concept」で正式に英語名が併記された。実はこれ、2023年の広州モーターショーで初公開されていたセダンコンセプトで、その時は「Concept叙享空間」として展示されていた。

 そのフロントマスクはbZシリーズのデザインアイデンティティを採用しており、鋭さを備えた表情となっている。その全長は約5000mmでホイールベースは約3000mmというから、全長5030mm、ホイールベース3000mmのクラウンセダンとほぼ同等のサイズとなる。

 市販モデル2台のbZシリーズに比べてしまうと会場内での注目度は低かったようだが、広州モーターショーで展示されていたライトブルーのボディカラーよりも渋めのライトグリーンのボディカラーがよけいにそのボディラインのグラマラスさを際立たせていた。

 現在のセダンスタイルのトレンドである「ファストバック風スタイル」のセダンとしてエレガントなモデルを好む日本のユーザーにも支持されそうな気がするのだが……。bZ4X以外の選択肢としても日本市場に最適ではないだろうか。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。