昨年末に世間を騒がせたダイハツの不正認証。一時はどん底へと突き落とされ再生不可能かとも思われていたが、意外にも一番今後に期待できるかもしれない!?!?今回はなぜ期待できるのかというのを決算データや販売状況をもとに予測し、5年後のダイハツについて考えていく。大規模不正からの起死回生となるのか!?

※本稿は2024年8月のものです
文:佃 義夫、国沢光宏/写真:ベストカー編集部、ダイハツ
初出:『ベストカー』2024年9月26日号

■現在の方針から見たダイハツの5年後の経営状況

ようやく販売台数も戻ってきたダイハツ。延期していた新車投入で巻き返せるか?

 2023年12月に内部告発からの認証検査をめぐる大規模不正で、国内外で全車種の出荷停止という前代未聞の事態となったダイハツ工業。

 この全車種生産・出荷停止は、ブランドの失墜と業績悪化で2023年度単独決算の営業赤字転落に陥り、18年ぶりに国内軽新車販売首位の座をスズキに明け渡した。

 2016年にトヨタ100%子会社となっていたダイハツの再生へ、トヨタは井上雅宏氏を社長として送り込んだが、果たして軽自動車だけで2030年代へ生き残れるか。

(佃 義夫 佃モビリティ総研代表・NEXT MOBILITY主筆)

記事リンク

前の記事

これ知らんかった!! [4人乗れる軽トラ]アトレーデッキバンは軽自動車界の[風雲児]だ!!

次の記事

現代版[ヨタハチ]が復活か!? カプチーノも共同開発へ!! 1.3LターボのFRで名車たちが蘇る

■面白そうな市販車が出てくる期待値

 意外や意外! 面白そうな新型車を出してくる可能性が一番高いかもしれない。日本国内専売となる軽自動車の場合、海外ほど燃費やさまざまな規制にとらわれないで済む。

 しかも、不祥事を受けた自粛中に「新しいクルマを作りたい!」という気分と「新しい体制になったので可能性を追求したい」という気分が社内に高まっている。

 打倒N-BOXのタントや、走る楽しさと燃費の両立を図るモデル、さらに魅力的な電気軽自動車も出てくるんじゃなかろうか。

●期待値:80/100 不正はあったが、社内のモチベーションは高いようなので、大いに期待。

(国沢光宏)

記事リンク

前の記事

これ知らんかった!! [4人乗れる軽トラ]アトレーデッキバンは軽自動車界の[風雲児]だ!!

次の記事

現代版[ヨタハチ]が復活か!? カプチーノも共同開発へ!! 1.3LターボのFRで名車たちが蘇る

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。