中国の大手建設機械メーカー、ズームライオン(中連重科)は10月2日、世界最大のハイブリッド電動駆動鉱山トラック『ZTE520』を発表した。

ZTE520は、全長9m、全高7mを超える巨大な車体を持ち、積載量300トン、最大総重量520トン以上を誇る。動力源として、16気筒52リットルで2100hpのディーゼルエンジンと、業界最大のハイブリッドバッテリーを組み合わせた最先端のハイブリッド動力システムを搭載している。

この革新的な電動駆動と高トルクのホイールハブ駆動システムにより、6万時間を超える寿命を維持しながら最大15%の省エネを実現。パワーとエネルギー効率のバランスを追求している。

ZTE520は、ズームライオンの大型採掘用掘削機とシームレスに統合され、年間生産量が3000万トンを超える大規模な露天掘り作業に最適なソリューションとなる。この相乗効果が、運用効率を向上させ、グリーンマイニングイニシアチブの構築をサポートする。

ZTE520のすべての主要コンポーネントが、ズームライオンによって独自に開発および製造されている。これにより、サプライチェーンの安定性が確保され、ユーザーコストが大幅に削減される。

ズームライオンは、イノベーションの限界をこれからも押し広げ、ハイエンドの統合型採掘設備ソリューションの提供に注力し続ける方針だ。ZTE520の発売により、同社はハイエンド鉱山機械市場における地位を強化し、先進的な機械製造における持続可能で高品質な開発への取り組みを強化する。

ズームライオンは1992年に設立された中国の大手建設機械メーカーで、エンジニアリング機械、農業機械、金融サービスを統合したハイエンド設備製造企業だ。現在、10の主要カテゴリーをカバーする55の製品ラインから600を超える製品を販売している。

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