三菱自動車のコンパクトSUV『RVR』の国内向け生産が4月をめどに生産終了と伝えられているが、後継モデルの開発に着手している可能性があることがわかった。

初代RVRは1991年にトールワゴンとして誕生。しばらく系譜が途絶えていたが、2010年にコンパクトSUVとして現行型となる第3世代が登場。海外では『ASX』の名前で販売され、三菱の主力モデルのひとつとなっているが日本での販売はふるわず。次期型開発が進められていたものの白紙になったという経緯もあり、モデルチェンジのないまま14年が経過した。

三菱 RVR 現行モデル

RVRとしてはモデルチェンジがおこなわれなかったが、海外向けのASXはルノー『キャプチャー』のOEM車として第2世代に切り替わっている。このASXをRVRとして導入するという期待もあったが、その可能性は低い。またASEAN戦略モデル『Xフォース』を次期型とする噂もあるが、現段階で決定的情報がない。

だが新たな情報として、専用デザインのEVとして復活が計画されている可能性があるというのだ。

日産、三菱も出資している「アンペア」社は、EV専用プラットフォームとして「AmpRスモール(CMF-EV B後継)」と「AmpRミディアム(CMF-EV後継)」を開発しており、次期型RVRは後者プラットフォームを採用し登場するという。これに関してはルノーCEOのルカ・デメオ氏も積極的に動いているという情報もある。

三菱 RVR 後継モデルの予想CG

ボディサイズは、全長4380mm、全幅1810mm、全高1650mm、ホイールベース2670mmと、現行のRVRより全長が15mm長く、全高が20mm高く、ボディが拡大されることが予想されるほか、最低地上高は220mmと悪路走行性もさらに向上すると予想される。

画像はこうした情報をもとに作成した予想CGだ。スタイリッシュ&スポーティをコンセプトに、三菱SUVらしい角張ったシルエットに進化。サイドは張り出し感と豊かな面構成に、彫刻的な前後のフェンダーアーチを備える。フロントは先進のダイナミックシールドにクローズドグリルを合わせ、水平感を意識したデザインを採用、LEDデイタイムライトはそれに合わせたL型タイプが採用されると予想する。

RVR後継モデルのワールドプレミアは、順調にいけば2025年内となりそうだ。

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