北米の「25年ルール」の話題が出た時、ほとんどの人は人気のスポーツモデルを想像するだろう。しかし当然、人気かどうかは関係なく適用されていくのだ。ここでは、人気車の陰で地味〜に解禁されるクルマをご紹介する。
※本稿は2024年4月のものです
文/伊達軍曹、写真/ベストカー編集部 ほか
初出:『ベストカー』2024年5月10日号
■アメリカ人が欲しがるのは人気車だけとは限らない
25年ルールの話をした時、まず話題になるのはスポーツカーをはじめ人気車種が挙がるが、実はその陰でこんなクルマも解禁されていたりするんです。アメリカの日本車ガチオタクがいたら飛び跳ねちゃうほどのクルマも、このなかにはいるかもしれません(多分)。
■ホンダ インサイト(初代)
孤高の燃費アタッカー。現在は最高値でも100万円だが、その孤高っぷりが北米のマニアに受ける可能性はある。
■ダイハツ ミラジーノ(初代)
クラシックミニを模した(?)軽。北米のド変態に受ける可能性もあるが、まぁそこまでのド変態は少数派か。
■ダイハツ ネイキッド
まさにネイキッド(裸)な軽で、これは受けるかも。現在は最高値物件でも約120万円だが、200万円まで行く?
■トヨタ グランドハイエース
グランビアのマイチェン版。大柄なバンには事欠かない北米ゆえ、超ド級の変態以外はわざわざ買う理由がない。
■三菱 トッポBJワイド
軽派生のトールワゴン。強烈なエキゾチック感でごく一部に受ける可能性もあるが、すでに中古車はほぼ絶滅。
■ホンダ アヴァンシア
これも(ごく一部の変わり者に)受ける可能性は秘めている隠れた逸材だが、残念ながら中古車はほぼ絶滅。
■マツダ プレマシー(初代)
今マツダ車は北米で「デザインがGood!」と人気だが、これがアメリカ人に受けている未来はイメージ不能。
■日産 マーチBOX
マーチの荷室を拡大した小型ワゴン。ド級の変態にはややウケする要素も秘めているが、中古車はほぼ絶滅。
■ミツオカ ガリューII
洒落のわかる北米人が「我が家のロールス(笑)」と購入する可能性も大。110万~190万円の相場は倍になる?
■他にもまだこんなにある! 25年ルール対象車
●トヨタ
・プラッツ
・キャミ(J100型)
・ファンカーゴ
・クラウン(170系・11代目)
・クラウンエステート
・クラウンマジェスタ
・ツーリングハイエース
●日産
・セドリック&グロリア(Y34型)
・ウイングロード(Y11型・2代目)
・セレナ(C24型・2代目)
・ADバン(3代目)
●ホンダ
・バモス(2代目)
・オデッセイ(2代目)
●マツダ
・MPV(2代目)
・ボンゴ(日産バネット、三菱デリカ含む。4代目)
・ラピュタ
●三菱
・タウンボックス(初代)
・ミニキャブ(6代目)
・ミラージュディンゴ
●スズキ
・ワゴンRプラス(ソリオ)
●スバル
・ディアスワゴン
●ダイハツ
・アトレー(4代目)
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