北米の「25年ルール」。2024年に対象となるのは1999年に登場したクルマだ。1999年9月登場の7代目トヨタ セリカも対象車の一台だが、ほかの人気車たちと違って7代目セリカの中古価格はかなり低め。ここから上がっていくのか!?

※本稿は2024年4月のものです
文/伊達軍曹、写真/ベストカー編集部 ほか
初出:『ベストカー』2024年5月10日号

■トヨタ セリカ(7代目)

若干の値上がりは見せるが、まだみんなにやさしい価格で流通している

 従来型とはまるで異なるデザインを伴って1999年9月に発売された3ドアクーペ。搭載エンジンは1.8L直4の1ZZ-FE(145ps)と2ZZ-GE(190ps)の2種類で、前者が「SS-I」、後者が「SS-II」というグレード名になる。

 ハッキリ言って国内では人気薄であったため、2020年前半頃の中古車平均価格は50万円程度であった。しかしその後じわじわと上昇を始め、直近の平均価格は約80万円に。そしてコンディションのいい物件はおおむね120万~200万円が相場になりつつある。

 25年ルールが解禁となっても爆発的に高騰する可能性は低いが、SS-IIは、マニアックなエキゾチックカーとして北米で局地的な人気を博すかも。その場合には、現在でもプチ上昇気味なSS-IIの相場はさらに上昇するだろう。

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