ポルシェ・ホールディング(PHS)は11月15日、2025年1月1日付でアウディジャパン販売(AJS)とフォルクスワーゲンジャパン販売(VJS)を統合し、新会社「アウディ・フォルクスワーゲン・リテール・ジャパン(AVRJ)」を設立すると発表した。
PAIG Japan Automobile Investment合同会社(PAIG)が運営するこの新会社は、両法人のノウハウとリソースを活用し、より質の高いサービスを提供することを目指す。
PAIGは2018年に設立され、日本におけるPHSのディーラーネットワークの開発と運営を担っている。2019年にVJS、2020年にAJSの事業を引き継ぎ、2022年にはポルシェの販売を行う新会社Exclusive Cars Japan合同会社を設立した。現在、PAIGは日本国内でフォルクスワーゲンの11拠点、アウディの12拠点、ポルシェの2拠点を運営している。
PHSは1947年にポルシェ家とピエヒ家によって設立され、2011年からはフォルクスワーゲンAGの完全子会社としてヨーロッパ最大の自動車販売ネットワークを築いている。オーストリアのザルツブルグを拠点に、ヨーロッパ23か国およびコロンビア、チリ、中国、マレーシア、シンガポール、日本で事業を展開している。
今回の統合により、両法人の保険代理店も統合される。既存の保険契約は、現在の店舗と担当者が引き続き責任を持って対応する。PAIGの代表取締役社長イヴァイエロ・プレフ氏は、「統合によるシナジー効果で顧客満足度の向上を図る」と述べている。
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