ホンダは11月15日、日立ソリューションズに所属する車いす陸上競技の岸澤宏樹選手とスポンサー契約を締結したと発表した。
この契約に基づき、ホンダは岸澤選手が乗車するホンダの陸上競技用車いすレーサー「翔(KAKERU)」に関するサポートを行う。
岸澤選手は2018年から車いす陸上競技を始め、2022年に日立ソリューションズに入社した若手アスリートだ。2019年の大分国際車いすマラソン・ハーフでの新人賞獲得や、今年神戸で開催された世界パラ陸上競技選手権大会1500mでの決勝進出など、これまでに数々の成績を収めている。
ホンダは、常に高い目標に向かってチャレンジを続ける岸澤選手の姿勢に共感し、今回の契約締結に至った。同社はこれまでもさまざまなアスリートのチャレンジをサポートしてきた実績がある。
岸澤選手は、11月17日に開催される第43回大分国際車いすマラソンへの出場を予定している。この大会は、国際障害者年である1981年に、車いす単独で開催された世界初のマラソンレースとして知られている。岸澤選手にとっては、ホンダとの契約締結後に挑戦する初の国際大会となる。
大会では、パリ2024パラリンピック競技大会のメダリストにチャレンジし、先頭集団でレースをすることを目標としている。
ホンダは「スポーツ活動を通じて挑戦する人々を増やし、あらゆる人の人生を豊かにする」というビジョンのもと、今後も夢の実現に向けてチャレンジするアスリートを応援していく。
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