アルファロメオは、新型コンパクトスポーツ『ジュニア』が国際的に権威ある「欧州カー・オブ・ザ・イヤー」の最終選考に残ったと発表した。
この賞は、欧州23か国から集まった60人の自動車ジャーナリストによる厳正な審査を経て選ばれる。当初42台あった候補車は、現在7台まで絞り込まれており、今後さらなる技術分析と走行テストが行われる。最終的に最多得票を獲得した1台が、2025年1月10日、ブリュッセルモーターショーで「カー・オブ・ザ・イヤー」として発表される。
ジュニアは、スポーティな性能とコンパクトなサイズ、そしてイタリアンデザインを特徴とする新世代向けの車両だ。アルファロメオは、このモデルを通じてブランドのコンパクトカー市場への復帰を果たし、新たなファン層の獲得を目指している。
アルファロメオ・ジュニア車両の特徴として、クラス最大の400リットルのトランク容量や、最新の快適性、接続性、走行ダイナミクスを備えている点が挙げられる。また、ラインナップの豊富さも特徴だ。
ジュニアは、48Vハイブリッドシステムを搭載した「IBRIDA」と、2種類の出力バリエーションを持つEV「ELETTRICA」で展開される。IBRIDAは136hpで、セグメント初の4輪駆動オプションも用意。ELETTRICAは156hpで最大410kmの航続距離を持つ。さらに、アルファロメオのスポーツDNAを体現する280hpの「VELOCE」モデルも用意されている。
アルファロメオは、ジュニアを通じて若い世代に向けた新しいデザイン言語を提案しつつ、日常的な運転でも楽しめるスポーティな走りという同社の伝統を守り続けている。
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