ブガッティは、最新モデル『W16ミストラル』でオープンカーの最高速世界記録を更新したと発表した。公式に認定された最高速度は453.91km/hに達し、自動車史に新たな1ページを刻んだ。
記録更新はドイツのパーペンブルクにあるATPオートモーティブテスティングのテストトラックで行われた。ブガッティの公式テストドライバーで元ル・マン24時間レース優勝者のアンディ・ウォレス氏がドライバーを担当。SGS-TUVザール社の厳密な管理のもと、世界記録達成が正式に確認された。
ブガッティは過去14年間で複数の最高速記録を樹立してきた実績がある。2010年6月には『ヴェイロン16.4スーパースポーツ』で431.07km/hを記録。2019年には『シロン・スーパースポーツ300+』で490.48km/hという驚異的な速度を達成している。オープンカーでも2013年に『ヴェイロン16.4グランスポーツ・ヴィテッセ』で408.84km/hを記録していた。
ブガッティ『W16ミストラル』が453.91km/hを計測してオープンカー最高速世界記録を更新今回の記録更新について、ブガッティ・リマックのマテ・リマックCEOは「ブガッティの豊かな歴史に新たな画期的な瞬間を刻むことができた」とコメント。エンジニアリングの卓越性と革新への飽くなき追求を強調した。
W16ミストラルは、ブガッティの象徴的な8.0リッターW16エンジンを搭載した最後のロードカーとなる。今回の世界記録達成により、同エンジンの偉大な遺産にふさわしい有終の美を飾っている。
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