SUVの流行が続く中､大人気の現行クロカンは中古価格も高止まり。中古車バブルが弾けたらある程度下がるだろう。すぐそこまで迫っているかもしれない中古車お買い得祭りに備えて価格が下がったら購入したいクロカンを厳選して紹介していく！
※本稿は2024年9月のものです
文：清水草一／写真：トヨタ、スズキ、レクサス、ベストカー編集部 ほか
初出：『ベストカー』2024年10月26日号
■もしも中古価格が10分の1になったら……という妄想
本格派クロカン4WD（現行モデル）も人気が大爆発し、受注停止→中古価格の高騰が発生している。人は過剰な性能を持つ特別なクルマを、争って求めている……。
個人的にはオフロード4WD趣味はないが、ランクル70には大いに惹かれた。昔ながらのよさはしっかり残しつつ、直進安定性の向上など実用性能が大幅アップ。エンジンもガソリンからディーゼルになり、トルクフルで経済的になった。
これはマジで欲しい！ 1000万円は出せないけど、今回の妄想ルールに則って100万円になったら喜んで出します！
続いて欲しいのはジムニー5ドア。インド生産の並行輸入車が、現在500万円ほどで売られている。インドでの価格は約430万円なので法外に高くはないが、もしその中古が50万円に落ちたら！ 超欲しいッス！
レクサス LXも200万円だったら絶対買うヨ！ まあ、実際は新車価格の半分にまでなったら万々歳って感じだけど。そんなクルマ好きの酒池肉林が実現する日が来るといいな………。
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■中古車高騰は全体的にすでに天井を打った？
一部マニアックなクルマの暴騰相場も、すでに天井は打っている。ピークは2023年後半で、そこから徐々に下落傾向となっている。
原因のひとつは、株価の高騰だったと言われている。内外の株価があまりにも上がるので、「クルマに投資するより、株に投資したほうが、場所も取らないし手っ取り早いじゃん！」となったとか。
2024年8月以降は、その株価も内外ともに乱高下が発生しており、嵐の予感なきにしもあらず。どこかのタイミングで投資資金が一斉に引き揚げられれば、まさしくバブル崩壊が再来する。
中高年カーマニアにとっては、その時がおそらく人生最後のチャンスとなるのではないだろうか。心の準備だけはしておこう。
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