スポーツモデルのイメージは、ズバリ「カッコ良くて速い!」。しかし、車種やグレードによっては「見た目は速そうだけど実際の性能は……」といった、ちょっと悲しいモデルもある。そこで今回は、見た目と性能が不釣り合いな車種やグレードを紹介しよう。

文/木内一行、写真/トヨタ、日産、三菱、CarsWp.com

■「力強さとは無縁だけど気分はハチロク!」トヨタ・カローラレビン/スプリンタートレノ(E8#)

ハチロクの最上級グレード・GTアペックスは2トーンが標準。一方、ハチゴーは当初単色のみだったが、後に一部グレードで2トーンを選べるようになった。さらに、後期はスポーツパッケージも装着可能となり、よりハチロクに近づけることができた

 FRレイアウトの軽量コンパクトなボディに軽快な4A-Gエンジンを搭載し、ビギナーからマニアまで走りが楽しめるAE86レビン/トレノ。ハチロクの愛称で親しまれ、今でもその人気は健在だ。

 そんなハチロクに対するように、ハチゴーと呼ばれているのがAE85。1.5ℓSOHCの3A-U搭載車の総称で、エンジン以外では足まわりやブレーキの仕様が異なり、グレードにもよるが内外装にもそれ相応の違いがある。

 とはいえ、軽量コンパクトのFRという根底に変わりはないので、パワーさえ気にしなければハチロク的な気分だって味わえる。

 外観の違いだってホイールを交換すれば気にならないレベルだし、装備が簡素化された3ドアGTVや2ドアGTと比べたら気づかないほど。

 また、後期になるとさらにハチロクとの差が小さくなる。3ドアSRは、リアスポやスポーツシートなどが付くスポーツパッケージが選択可能になったため、内外装ともよりハチロクに近づけることができたのだ。

 たしかに、3A-Uは実用エンジンだから、4A-Gのような軽快な吹け上がりや力強さとは無縁。しかし、ハチロクの雰囲気を味わうことは可能なのである。

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■「足元を見なければタイプMと変わらないのに…」日産・スカイライン(R32) 

 R32スカイラインといえばどうしてもGT-Rに注目が集まるが、基準車だってあなどれない。

 特にタイプMと呼ばれるターボモデルは、パワフルなエンジンと高バランスのシャシーによる走りが高く評価されてきた。

 ただ、ターボモデルにはちょっと残念なグレードがあった、それがGTS-tである。「タイプMじゃなくて?」と思う人も少なくないだろう。そう、前期にはタイプMではない、“素”のGTS-tが存在したのだ。

 タイプMとの大きな違いはブレーキで、アルミ製対向キャリパーではなく、通常の片押しタイプを装着。それに伴いホイールも15インチ。室内にも変更点があり、ステアリング形状が異なる。

 とはいえ、違いはほぼこれだけで、ハイキャスだってビスカスLSDだって付いている。当時はホイールやステアリングを交換するのが常だったし、ブレーキだってガンガン走る人でなければ問題ないレベル。

 これで10万円前後安価(クーペとセダンで異なる)なのだから、こちらを選ぶ人がいたことにも納得。

 ただし、ブレーキを見られるとどうしても引け目を感じてしまうとか。

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■「自然吸気SOHCでしかもMTのグランツなんてアリ!?」日産・セドリック/グロリア(Y31)

 最高級サルーンながらスポーティなテイストを盛り込み、セドグロに新たな風を吹き込んだグランツーリスモ。Y31で初めて設定され瞬く間にヒットモデルとなったが、そのグランツーリスモにはいくつかのグレードが存在した。

 まずはグランツーリスモSV。2リッターV6DOHCターボのVG20DETを搭載し、充実装備の最上級グレードだ。その下に位置するのが、パワーシートやオートエアコンなどの上級装備が省かれたグランツーリスモ。

 そして、あまり知られていないのがV20Eグランツーリスモ。これは、グランツーリスモシリーズのベーシックモデル的な存在で、その名の通り2リッターV6SOHCのV20Eを搭載。そのため、パワフルさはまったく期待できない。

 一応、シリーズ共通のスポーティサス仕様だが、見た目はスポーティだけど走りは普通のセドグロと大きく変わらないのだ。

 こう聞くと残念なグレードに感じられるが、大きな魅力がひとつある。それが、5MT車が設定されていたこと。ターボはATのみだが、V20EはMTが選べたのである。

 とはいえ、MT車に乗りたいのなら他の車種を選ぶ人が大半だと思うが……。

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■「圧倒的パワーはないけどマッチョボディの魅力は不変」三菱・GTO

ワイド&ローのフォルムにリトラクタブルヘッドライト、サイドのエアダムなど、スポーツカーらしい意匠が所々に見られるエクステリア。1993年のマイナーチェンジでヘッドライトが固定式になり、1998年にもマスクが大きく変更された

 三菱GTOと聞けば、重戦車のようなルックスとツインターボエンジンで、怒涛の走りを披露するスポーツモデルを想像するはず。

 しかし、そんなGTOにも雰囲気重視の自然吸気モデルがあった。当初はGTO、1995年のマイナーチェンジ以降はGTO SRと呼ばれるモデルがそれだ。

 搭載される自然吸気の6G72ユニットは、225ps/28.0kg-mというスペックを誇る。決してアンダーパワーではないが、車両重量は1.6トンを軽くオーバーし、ターボモデルが280psを発揮することを考えると物足りなく感じるはず。

 ただ、フルタイム4WDや4WSはそのままだし、見た目はGTOそのもの。また、MTは5速だが、ターボモデルにはなかったATが設定されていたのもルックス重視派には魅力的に映ったかもしれない。

 ちなみに、パワートレイン以外での変更点は、アクティブエキゾーストシステム、アクティブエアロシステム、ECS(電子制御サスペンション)などが省かれたこと。また、中期以降は4WSも未装着となった。

 マッチョボディでクルージングを楽しむのであれば、自然吸気モデルでも十分だろう。

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■「ファッションスーパーカーとはオレのこと」ミツオカ・オロチ

 見かけと性能が不釣り合いのモデルとなれば、ミツオカのオロチを外すことはできない。

 2001年の東京モーターショーでコンセプトモデルが初披露され、何度か手直しをしつつ2006年に正式発表されたオロチは、メーカー自ら「ファッションスーパーカー」と名乗る2シーターミドシップモデルだ。

 そのスタイリングは細かい説明が不要なほどインパクト大で、大蛇のような目つきや複雑な面で構成されたパネルなどとにかく強烈。しかも全幅は2mオーバーである。

 フレームは完全オリジナルで、サスペンションは前後ともダブルウイッシュボーンとなっている。

 しかし、そんな欧州スーパーカーにも見劣りしないルックスと独自のシャシーを持ちながら、中身はじつにフツー。ミッドに積まれるのは233psを発揮するトヨタ製3.3リッターV6ユニットで、組み合わせるミッションはアイシン製の5AT。MTの設定もない。

 このパワートレインは必要十分といったところだが、オロチはあくまでも「ファッションスーパーカー」。だから、驚くような高性能なんて必要ないし、これでいいのだ。

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